【持続可能な地域社会に向けて】保育所の空き人数に関する質疑応答(令和 4年第3回 6月定例会 06月21日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 4年第3回 6月定例会 06月21日

◆17番(岩本雅之) 続きまして、保育所の空き人数について。
 これも松江市の7月の入所可能枠数の情報を確認させていただきました。そうすると、地域とかその施設によってばらつきがあるものの、今後本格的に園児の減少が続いていくんではないかという具合に私は考えました。
 先般、山陰中央新報の新聞の記事、そちらのほうにも出ていましたけれども、全国ではそういった空き室になった場合において、その地域にとって本当に必要だと思えるような園児、それから児童に対しての様々な福祉事業サービス、そういうような事柄を考えていくべきであろうというようなことがあったりしましたけれども、この持続可能な地域社会に向けて、今後は様々な福祉制度の垣根を越えて空き室の多機能化など、柔軟で重層的な施策、これを考えていかなければならないんじゃないかなという具合に思っています。
 今回は保育園のところで話しましたけれど、次は多分児童クラブです。それで、その上に立って行けば、最終的には高齢者福祉施設も当然空きが増えていくということになっていくわけでございます。そうすると、せっかく地域の中で核としてやっていたものが、やっぱりきちんと機能しないということになると、これは地域にとって最大の損失になっていくんではないかという具合に思っております。どうぞよろしくお願いします。

◎子育て部長(青木佳子) 小学校就学前の児童数の減少に伴い、今年4月に保育所や認定こども園に入所する児童数は、前年比で158名、2.4%減少しております。
 厚生労働省は、全国的な児童数の減少を踏まえ、令和3年12月に地域における保育所や保育士の在り方について検討結果を取りまとめました。その中では、保育所の多機能化が提案をされ、保育所等に通っていない3歳未満の児童を対象とした一時預かりや、児童発達支援、子育て世帯の相談機関の役割などが上げられております。
 本市では、既に一時預かりを実施している保育所もありますが、今後の国の動向や保育所の入所者数、地域のニーズを踏まえ、必要に応じて保育所の多機能化について検討してまいりたいと考えております。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。その地域においての福祉事業サービス、その中でも保育園が持つ機能は、やっぱり地域に明るさと未来と希望を与える非常に重要な事業だということを思っております。そういう中で、ぜひその時代時代、それから様々な事柄に応じた柔軟で重層的な施策、そういうようなものを考えていただければ大変うれしいと思います。よろしくお願いいたします。

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

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