【持続可能な地域社会に向けて】求職者を誘導するための施策に関する質疑応答(令和 4年第3回 6月定例会 06月21日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 4年第3回 6月定例会 06月21日

◆17番(岩本雅之) 続きまして、2点目、皆さん御承知のように人口減少社会ということでございます。この人口が減っていくということについては、やはり様々な意味においてこの地域を支えていくのは難しい。その中で、経済活動、生活の基盤であるそういう働く場所ですね、その中で人材の確保が非常に困難な時代になっています。特定の職種だけではなくて、これは全分野にわたって今どんどんどんどん人材不足になっているんではないかという具合に思いますけれども。現在ハローワークなどの公的な求人媒体ありますけれども、これはそこへ行って、それで登録して、いろいろな様々な形があると思うんですけれど、それよりも手軽に簡単に求人活動ができる、携帯とかで、パソコンとかで。有料求人サイトが皆さん御承知のようにあります。これが圧倒的に有利な、有利なというかハローワークよりも活用されていらっしゃるような状況がありますけれども。
 皆さん御承知だと思いますが、有料人材紹介の場合、もしそこに採用されたと、採用をお願いしますという具合にそこの職場、事業者がお話をした場合、年収の10から30%程度、その業者に払わなきゃいけないと。つまり、年収が300万円だという具合に考えると、90万円払わなきゃいけないと。この90万円を払うお金があれば、もっとほかのことに使えたりもするでしょうし、それから本当に苦しい状況にある事業者にとっては、人材確保もしたい、だけれどもそのお金についてはすごく負担が重いなという具合に思っている方が多いんじゃないかなという具合に思います。
 そして、このことについての情報については、求職者本人には知らされていないという実情もあるという具合に聞いています。地域社会に必要な民間事業者の存続のために、その差を解消すべく、求職者を誘導するための施策や方針、工夫が必要じゃないかなと思っています。
 お隣の鳥取県においては、ハローワークとは別に鳥取県独自でハローワークに似たようなそういう組織があるという具合に伺っております。この事柄についてどう思うかお伺いいたします。

◎産業経済部長(松浦徹) 有料求人サイトにつきましては、主に比較的規模が大きい採用数が多い企業の皆様が活用されていると聞いております。有料または無料の求人サイトの活用につきまして、松江市内の企業にお尋ねしましたところ、無料求人サイトのみでの採用活動は厳しいけれども、有料求人サイトは費用が高く使っていないとか、無料求人サイトは活用しているんだけれども、採用への貢献は未知数で、サイト自体の知名度が低いと感じているといったような御意見が聞かれました。
 本市といたしましては、従来から運営されておりますふるさと島根定住財団のジョブカフェしまね、厚生労働省のハローワークインターネットサービスなどの公的求人サイトに多くの若者や学生の皆さんに登録していただけるように、ファンクラブアプリとか告知端末を通じてお勧めしたいと思っております。さらに、県や関係機関と連携いたしまして、企業合同説明会、しまねジャンボ企業博などのイベントを通じてこれら求人サイトの周知、PRを行ってまいりたいと考えております。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。
 やっぱりUIターンの皆様、それから様々な方がやっぱりここで働きたいなというようなことを考えていくに当たって、そもそものサイトのこういう求人をいかにどのような形でこちらのほうに来ていただけるか、その工夫、そういうような事柄については、いろいろでやっているとは思うんですけれど、もっと力強く何かやっていく方法があるのではないかなという具合に思っています。どうぞよろしくお願いいたします。

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

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