【持続可能な地域社会に向けて】デジタルトランスフォーメーションに関する質疑応答(令和 4年第3回 6月定例会 06月21日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 4年第3回 6月定例会 06月21日

◆17番(岩本雅之) 続きまして、4点目に入ります。
 デジタルトランスフォーメーション、この言葉は皆さんよく聞くと思いますが、デジタルトランスフォーメーションとは進化したデジタル技術を浸透させることで人々の生活をよりよいものへと変革すること、このことを目途に考えているというものでございます。
 この思考や取組につきまして、やっぱり地域社会や市民生活に浸透して初めてこういったものが推進できるという具合に私は思っております。何のためにデジタル化するか、何のためにICT、何のためにこうやっていくか、いろいろあると思いますけれど、そういうこういうことに困っているんだよ、ああいうことができるとうれしいねというようなことをぜひ話し合う場、市民が話し合う場、それから多世代交流ですね。やっぱり若者ばっかりじゃいけないと思うんです。年配の諸先輩の方々、全ての方々、それから障がいを持った方、様々な方々が交流を推進することにおいてこの地域の中で生かしていける、そういう具合に思っておりますが、いかがでしょうか。

◎市長(上定昭仁) デジタルトランスフォーメーションにつきましては、市民の皆様にデジタル技術を身近なところで使っていただき、その感想や御意見を伺いながら普及啓発や改善に取り組んでまいりたいと考えております。
 昨年度は、松江市総合計画の策定に当たって、オンラインを活用して幅広い世代から意見を届けてもらい、異なる世代間の意見交換も行いました。また、デジタル技術を活用したまつえの子育てAIコンシェルジュによる子育て相談や、あずかるこちゃんによる病児保育施設の予約につきましては、スマートフォンやパソコンを使い慣れている子育て世代に利用していただいております。今後、御意見を聞いて使い勝手の改善を図り、幅広い世代が利用するサービスへと進化させ、市民生活への浸透を図っていきたいと考えております。
 なお、デジタル化が進むことで、ネット社会において人と人とのつながりが希薄化することを懸念する声も聞かれますが、松江の温かな地域性を次世代に引き継いでいくためにも、デジタルトランスフォーメーションをうまく使いこなし活用して、世代間交流や地域間交流の促進を図ってまいりたいと考えております。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。
 地域においてよく聞く事柄として、その地域の中での様々な社会資源があると思うんですが、最近というかもうしばらくずっと聞いているのは、例えば銀行のATMがどんどんどんどん下ろせる場所が少なくなってきている。ATMをそのまま存続してほしいんだけれどねというような声であったり、様々な形で地域の中にあったけれどもなくなってきつつある。その事柄が様々な形でネットを使ってやっていけるというような事柄も増えているけれども、実際に市民生活等、間でやっぱりちょっと乖離している部分がある。つまり、まだこの思考とか取組についてきちっとしたやっぱり理解がまだ滞っている部分があろうかという具合に思うんですね。ですので、今以上にどういうことにまずは課題として困っていらっしゃるか、そういうような中からデジタルトランスフォーメーションの考え方とマッチするぞというようなもので、逆にそういうような事柄も踏まえながら進めてやっていただければ大変うれしいなという具合に思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 また、この事柄が若い人たちの新規事業、それから新サービスのスムーズな開発、こういうような事柄にもつながっていくんではないかという具合に思いますので、みんなで取り組んでいけたらいいんではないかなという具合に思っています。

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

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