福祉人材確保対策に関する質疑応答①(令和6年第6回11月定例会 12月03日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和6年第6回11月定例会 12月03日

◆16番(岩本雅之) 皆さん、おはようございます。志翔の会の岩本でございます。
 それでは、通告に従って質問させていただきたいと思います。
 学生や現役世代が安心して生活して働ける環境を整備する上で、・障がい・児童サービスを維持し、充実させることは、非常に重要なことではないかと私は考えております。慢性的な不足のために、現在、事業サービスの提供ができないで、縮小・休止・廃止を余儀なくされる事業者が最近増加している現状があります。
 そこで、松江市としてこのことを深刻に受け止めていただいて、大局的な観点で対策を検討してほしいと思い、確保対策について、以下6点にわたり質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
 福祉事業の縮小・休止・廃止が検討される理由は、主に2つあると私は考えております。1つは、人口減少社会の中、ハローワークに現場が必要としている求人を出しても応募がないこと。あっても、有償で高額であり、また未経験者の雇用についても、なかなかマッチングが難しく、現場では即戦力を求めており、職場で育成するのに時間がかかることが上げられます。
 2つ目は、人的サービスの維持のため、旧態依然としたやり方からすぐには脱却できないことです。特に生活の場であり、24時間体制で職員が勤務する施設では、今まで継続して行っていた勤務体制の在り方を様々な角度から見直し、自ら工夫・再構築する余裕が今皆さんにはない、これが現状でございます。
 これでは、表面的に生産性を高めるためにDXを導入したところで、幅広く職員が活用することもできないと考えています。
 なお、これは・障がいなど、それぞれの分野で横断的に検討するべき事柄です。
 今後、地域性や現場の実態を踏まえながら、一体となって勤務体制の課題を明確にし、持続可能な事業サービスの在り方を検討するべきだと思いますが、いかがでしょうか。

◎健康福祉部長(松原正) 岩本議員御指摘のとおり、人材不足を理由に休止・廃止をする介護・障がいの福祉施設、あるいは事業所があることは、持続可能な事業サービスを継続していく上での課題であると認識をしております。
 本市では、人材確保対策の一環としまして、今年11月4日に介護職場の魅力発信、そして将来の担い手確保を目的に、中高生をメインターゲットとした、ふくしたのしくなるひを開催いたしました。
 この中で、介護人材の確保策に関するパネルディスカッションを行い、京都府で介護事業所を経営する介護ユーチューバーの方に来ていただきまして、自らの介護事業所において利用者、従業者ともに充実した生活を送る様子を動画を配信することで、介護の仕事の魅力を情報発信し、全国から人材が集まってきている事例を紹介をしていただきました。
 また、市内の福祉施設におきましては、身体介助などの専門業務と、それから清掃や食事配膳等の非専門業務とに仕分を行って、介護資格職は専門業務に専念をして、そして非専門業務は元気ななど、多様な担い手に担当していただくことで、業務効率化を図っているという事例もございます。
 こうした取組について、市内の施設・事業所に対し、研修やセミナーを通じて情報提供を行いまして、また施設・事業所への訪問を通じて、勤務体制の課題について把握に努め、持続可能なサービス提供につながるよう支援をしてまいります。


松江市議会 録画中継 令和6年第6回11月定例会12月3日(火) 一般質問 志翔の会 岩本雅之 議員

松江市議会 録画中継 令和6年第6回11月定例会12月3日(火) 一般質問 志翔の会 岩本雅之 議員

松江市議会 録画中継
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