まち歩きマップに関する質疑応答(令和5年第5回11月定例会 12月05日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第5回11月定例会 12月05日

◆16番(岩本雅之) それでは次に、まち歩きマップについてということでございます。
 これは29の公民館が松江にございますけれども、それぞれにまち歩きマップというのを作っているんですね。ここにいらっしゃる方皆さん見られているし、それぞれの地域について関心を持っていらっしゃる方々ばかりだと思いますけれども、これのすばらしいところは、それぞれの地域の文化力を高め、新たな地域資源や観光ルート整備につながるものであると。これは僕は宝だという具合に思います。
 昨日ですか、志翔の会の石倉議員が、木彫りの彫刻家の荒川先生ですか。その荒川先生の話をされましたけれども、その荒川先生の作られたその場所、そういったものも一つずつその地域の宝だという具合に思うんですよね。そういうのを多分地域の様々な方々がきちんとその伝統文化で、ここいいところあるよということで、それでこのまち歩きマップというのを作られていると。しかも、それをみんながそこにいらっしゃる方が作っているから、まさにその人が中心となって案内ができる、つまり地域内観光をきちっと案内する、案内人までもう既にいらっしゃるということだと私は思っております。
 現在このマップを活用して、歴史探訪を中心とするまちあるき、それからこれを使って健康増進に努めようというようなことでやっている市民の方もいらっしゃいます。
 そこで、質問いたします。
 SDGs未来都市や脱炭素先行地域を推進する松江市全体において、今後どのようにこのマップを位置づけて広く活用していくお考えなのかお伺いいたします。

◎文化スポーツ部長(松尾純一) まち歩きマップは、各公民館によって作成されたものでございまして、各地域の文化資源が網羅的に紹介されるとともに、地元の方々の思いや熱意が詰まった貴重な資料となってございます。
 市民の皆様がまち歩きマップに掲載されている地域の歴史や文化に触れて学ぶことを通じて、郷土に対する愛着や誇り、次世代へこの地域をつなごうという意識を育むことは、SDGsの目標の一つである住み続けられるまちづくりのための重要な要素であり、松江の未来をつくり上げていく土台になるものと考えております。
 本市では現在このマップを活用し、公民館や地元ガイドの方などの協力を得て、歴史のまち歩きと題したウオーキングイベントを実施しております。今年度は合計8地区、11回実施し、合計198人の方に御参加いただきました。
 岩本議員がおっしゃるように、マップを使ったまちあるきは、地域の知られざる歴史の探訪や地域資源の掘り起こしにつながるのみならず、健康づくりや、歩いて楽しめるマイクロツーリズムの一つの形として、観光振興にも活用できるものと捉えております。
 現在、まち歩きマップは、松江歴史館や国際観光案内所での配布に加えて、本市ホームページでも公開しておりますが、今後は誰でも気軽にスマートフォンなどで利用できるよう、位置情報、道案内機能のあるデジタルマップアプリへの文化資源情報の搭載などにより、市民、旅行者、民間事業者の皆様が幅広く使える方法を検討してまいります。以上でございます。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 例えば健康増進については、健康まつえ21推進隊の方がいろいろとやっていらっしゃいます。松江市全体で「るるくる」活動、「はかる」、「つける」、「きづく」、「かわる」というような事柄につながっていくものもあります。こういう活動をどう拡充していくか、これにどう合わせていくのかというようなことであったり、それからもう一つお話をさせていただくとすれば、このまち歩きマップは、皆さん参加されたことがある方いらっしゃいますでしょうか。恐らくいらっしゃると思うんですけれど、ここの拠点、ここの拠点ということで皆さんずっと歩かれるんですね。ここはこうですねといって説明を受けて、ほうと言いながら歩いていかれるんですけれど、1つだけこれがあったらいいのにと思うのは、やっぱり休憩する場所なんですね。要は、休憩したり、お茶を飲んだりとか、そういうようなことを、こういうのをぜひその場所の近くの民間の事業者であったり、その人のお宅であったり、いろいろなところにお願いをして、そういうような場所をつくる。それで、そこに実際に今日は何歩歩かれましたよとか、そういうような話であったりとか、いろいろな様々な、私は「るるくる」拠点と思ったりしたりするし、また最初の話に戻りますけれど、SDGsのロゴの話が出たと思うんですけれども、このSDGsのロゴなんかも、そこに貼ってもいいんじゃないかなというような形で広く活用していただくといいなという具合に思っております。
 長くなってすみません。持続可能な取組、社会を進めるために必要なポイントとしては、私は人ではないかなと。そこにいらっしゃる人、その人の共感とか共有、それから協働していくこと、点や線を面にしていくために必要なことはどういうようなことなのか、共に考え、そして皆さんと一緒に何か考えていければいいと思っております。私の質問はこれで終わりたいと思います。ありがとうございます。(拍手)

令和6年3月1日発行 まつえ市議会だより第58号(11月定例会)

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脱炭素先行地域の取り組みに関する質疑応答(令和5年第5回11月定例会 12月05日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第5回11月定例会 12月05日

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 それでは、SDGsと、私は同じような事柄につながっていくんではないかという具合に思いますが、次に脱炭素先行地域の取組について御質問をしたいと思っております。
 住んでよし、訪れてよしの観光都市を目指すということでございます。脱炭素先行地域推進に向けた今の取組状況についてお伺いをいたします。

◎環境エネルギー部長(花形泰道) 本市は、今年4月に環境省の脱炭素先行地域に選定され、カーボンニュートラルによる持続可能な国際文化観光都市・松江の実現のため、12の共同提案者と一体となって事業が推進できるよう、松江市脱炭素先行地域推進協議会を7月に設立しました。
 同協議会では、事業テーマごとにタスクフォースを設置しており、現在、オンサイト・オフサイトPPA、リユース発電、カーボンニュートラル観光の各タスクフォースにおいて協議を進めております。
 また、本市と本田技研工業株式会社が共同で、堀川遊覧船に電動推進機を搭載する実証実験を開始しており、8月から関係者の試乗会、10月には松江市民向けのモニター乗船体験会を開催し、とても静かで鳥のさえずりが聞こえる、船頭の声が後ろまで届く、ガソリン臭がないなどの意見をいただき、新たな魅力を体感していただいております。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 続いての質問です。民生部門電力以外の温室効果ガス排出削減に関する取組には、観光地でのグリーンスローモビリティ等の導入を進めるとありますけれども、まちあるきや、ちょこっと移動支援、これにつながる観光など、市として今後どのように多様なモビリティーの導入や運用を進めていくのかをお伺いいたします。

◎環境エネルギー部長(花形泰道) 家庭や事業所など、民生部門における電力以外の温室効果ガス排出削減のための取組といたしましては、堀川遊覧船の電動化、国宝松江城周辺エリアと美保関観光旅館エリアへの電動モビリティーの導入、温泉施設の脱炭素化、ブルーカーボン、グリーンスローモビリティの推進、水草や林地残材の活用などについて、関係者と検討を進めることとしております。
 このうち、モビリティーに関しては、脱炭素先行地域となっている美保関観光旅館エリアにおいて、今年の6月、9月、10月にグリーンスローモビリティの試験運行を実施し、移動手段の一つとして御好評をいただいております。
 今後は、再生可能エネルギーを使って充電したグリーンスローモビリティを試験運行し、観光と脱炭素を融合した取組として、地域の皆様と連携の下、進めていく予定にしております。
 中心市街地では、令和3年4月にエコ×ユニバーサルな松江のまちづくりを考える会が主催し、京店商店街のカラコロ広場を中心に、グリーンスローモビリティによるまちあるき、観光、福祉の視点からの実証実験が行われており、本市も参加させていただいております。
 こうした取組も参考にし、同じく脱炭素先行地域となっている国宝松江城周辺エリアでは、高齢の方が安心して移動できるグリーンスローモビリティや、観光地を手軽に周遊できる2人乗りの小型電気自動車など小型モビリティーを活用し、便利に楽しく観光できるまち並みの形成を進めてまいります。
 こうした電動モビリティーの取組を推進することで、本市にお越しになる皆様の移動手段に新たな魅力が提供できるよう努めてまいりたいと思います。

◆16番(岩本雅之) 丁寧な説明ありがとうございます。
 この事柄につきましては、住んでよし、訪れてよしの観光都市を目指すということで、観光という項目で言うと、訪れてよし、それから生活ということで考えると、住んでよしということなんですね。したがって、様々な事柄を進めていく、多様なモビリティーを進めていく、それは最終的にはそこにおる地域の方々の、ちょっとした移動支援であったりとか、いろいろな事柄につながっていくだろうと、これはグリスロだけではなくて自転車もそうだと思うし、いろいろなそこにあるものであれば何でもいいと思います。いろいろな形で一緒になって何か取り組んでいけることが、地域の中で広がっていくと大変いいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

令和6年3月1日発行 まつえ市議会だより第58号(11月定例会)

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SDGs未来都市の取り組みに関する質疑応答(令和5年第5回11月定例会 12月05日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第5回11月定例会 12月05日

◆16番(岩本雅之) 皆さんおはようございます。志翔の会の岩本でございます。
 私は、以下、松江市の3つの取組、これが様々な形で連携しながら、大きく推進していくこと、これを願って質問させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、まずSDGs未来都市の取組につきまして、地域と世代をつなぐ水の都と城下町の持続可能な発展を目指した松江市、現在のSDGs未来都市推進に向けた取組の状況についてお伺いをいたします。

◎理事(爲國岳彦) 本市は、今年の5月に内閣府よりSDGs未来都市に選定されたことを受けまして、8月に市民の皆様と共にSDGsの取組を推進するための、松江市SDGs未来都市計画を策定しておりまして、現在同計画、2023年から2025年の計画でございますが、こちらに基づき、SDGsを市内に浸透、定着させることを目標に、3つのポイントに留意をして、SDGsの達成に向けて取り組んでいるところでございます。
 まず、ポイントの1つ目でございますが、自治体SDGsモデル事業の着実な推進でございます。本市のモデル事業は、水の都松江をキーワードに、全34事業によって国際文化観光都市の豊かさを築くこととしております。なお、11月末時点でございますが、34事業中の32事業──94.1%でございますが──に着手しているところでございます。
 2つ目でございますが、市民や企業の皆様への働きかけでございます。市民の皆様にSDGsを身近に感じて、自ら取り組んでいただくため、本市による出前講座、市報松江やケーブルテレビでの広報、各種イベントと連携した情報発信を行っているところでございます。
 また、10月に開催いたしました松江市総合計画審議会では、本市のSDGsに係る取組につきまして状況報告を行うとともに、9月から10月にかけまして、松江市オリジナルSDGsロゴマークの募集を行いまして、市民の皆様からの応募を受けて、現在選考を進めているところでございます。
 加えまして、経済団体の皆様の御協力の下、SDGsに関する企業向けセミナーやアンケート調査を実施するとともに、本市によるふるさと納税返礼品の募集に係る説明会の中で、企業の皆様に対して、SDGsに関する商品やサービスの開発に御協力いただきたい旨をお願いしているところです。
 3つ目でございますが、市役所内部での浸透でございます。今年7月にSDGsの進め方について、セルフチェックできるオンラインツールを導入したほか、9月には市長を本部長といたします松江市SDGs推進本部を開催いたしまして、本市SDGsアドバイザーによる情報共有や学習会を行ったところです。
 現在、各課のSDGs浸透の窓口となるSDGs推進員などに対する研修を実施しておりまして、オール市役所として一体的に取り組めるよう、引き続き意識醸成を図ってまいります。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。着実に進めていくこと、それから松江市民及び企業の皆さんに周知して広げていくこと、それからオール市役所でやっていくこと、非常に重要なことだなという具合に思っております。
 そこで、今後優先的に取り組んでいきたい内容があれば、お伺いいたします。

◎市長(上定昭仁) まず、本市職員が常にSDGsの視点を持ちながら、本市の様々な政策を推進できるよう、庁内でのさらなる浸透を図ってまいります。執行部が、こうして私もですが、ふだんからSDGsバッジをつけておりますのも、そうした心がけの一つと言えるかと思います。
 そして、本市におけるSDGsの推進に当たりましては、松江市SDGs未来都市計画に位置づける自治体SDGsモデル事業を着実に実行してまいります。
 また、来年3月には、市民向けのSDGs啓発シンポジウムの開催を予定しているほか、現在出前講座の新たなメニューとして、SDGsへの理解を深めることのできるカードゲームの企画を採用することとしておりまして、これらを通じて、引き続き市民の皆様、事業者の皆様への普及啓発を図ってまいります。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 それでは、3番目の質問に入りたいと思います。
 このSDGsに取り組むことによって、持続可能な社会を目指していく、そして共通の課題を認識しながら、松江市の様々な施策を推進することが、私はこのことで、できるのではないかと思っております。
 1つの事柄だけではなくて、そのもの自体にSDGsの理念を入れ、そして重ね合わせて足し算で考えていくということ、これをやっていけば、新しい発想がどんどんどんどん出てくる、そしてこのアイデアを生んでいくという具合に思いますけれど、部局間連携がしやすい体制づくりのために、どのような工夫が必要だと思われるかお伺いをいたします。

◎理事(爲國岳彦) 岩本議員の御指摘のとおり、部局間の円滑な連携体制は、各分野の施策の実効性を向上させるとともに、市民の皆様に提供するサービスの質を高めるための重要な視点であると感じております。そのため、昨年4月にSDGsの担当セクションを新設した際には、そういった点を意識いたしまして、所管を政策部としております。
 現在、部局間連携しやすい体制づくりの一環として、庁内のSDGs推進本部の設置や、各課における推進職員の任命などによって、職員間でのSDGsの価値観を共有しているほか、SDGs未来都市松江市と明記いたしております名札を着用するなど、職員が日常業務の中で、SDGsの視点を意識する習慣づくりを行っているところでございます。今後も引き続きオール市役所で連携を図りながら、SDGsを進めてまいります。

令和6年3月1日発行 まつえ市議会だより第58号(11月定例会)

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人口減少社会への取り組みに関する質疑応答⑦(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) それから次、最後になります。コンパクト・プラス・ネットワークのネットワークづくり、これを計画するに当たり、例えばそれぞれの公民館区に住む住民にとって、お店や病院など地域資源のどこからどこまでつなぐことが日常生活の移動支援になるのか。または、日常生活に合わせて地域に存在する観光資源とかがあれば、それを活用するためにどんなふうにネットワークを構築すればよいのか。私が一番気にしているのは、単に地域ごとにこういう物をつくったらいいんだということで、ぽつんぽつんという形で新しい施設を整備しても、その整備するものに対しての熱量が足らなければ廃墟になるんです。私はそう思っています。ですので、それをどう持続していくかということを考えながらやっていかないと、地域づくりであったりコンパクト・プラス・ネットワークにつながらないという具合に私は思っています。一時的な施策であって持続可能な社会資源にならないという具合に思っていますが、むしろ地域生活に必要な資源開発を考えて、空き家、空き店舗の活用など、生活機能維持のための取組強化、これをしっかり併せて、そこに住む人、関係する団体がネットワークづくりに関与することが重要だという具合に思いますが、いかがでしょうか。

◎理事(爲國岳彦) 岩本議員御指摘のとおり、持続可能な地域づくりのためには、その地に暮らす皆様による自主的な活動と地域資源の活用が大切であると考えております。市内の29の公民館区では、住民の皆様が主体となって地域課題の解決や新たなまちづくりのための地域版まちづくり総合戦略を策定されており、本市ではまちづくり活動応援補助金を創設して、地域版まちづくり総合戦略に基づく取組を支援しているところです。
 引き続き、地域の皆様の主体的な取組を支えるとともに、御意見を伺いながら、持続可能なコンパクト・プラス・ネットワークの形成を進めてまいります。

◆16番(岩本雅之) 最初に紹介をさせていただいたサイトでは、その地域の人口動態だけではなくて社会資源を書く場所があります。もしかしたら、小学校、中学校で、ここの地域、魅力ある場所はどこかな、お店屋さんどういうのがあるかなというそういう社会資源を調べ学習しているかもしれませんけれども、そこに住む人たちがこの地域にとってこれは社会資源だと思えるものを一回みんなで確認をしていただいた上で、これを維持するためにどうしたらいいか、そこに行くためにはどうしたらいいか、その上でネットワークが必要だという具合に私は思っております。ぜひコンパクト・プラス・ネットワーク、この構想実現のためにみんなで一緒になってできればいいなという具合に思いますので、よろしくお願いします。
 私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。(拍手)

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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人口減少社会への取り組みに関する質疑応答⑥(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) 続きまして、6番目の質問に入ります。
 生活というものは、私は今が大事であって、地域づくりというのは未来が大事であるという具合に思っています。未来に投資する上で大切なのは、そこに住む若者や子どもたちの地域づくりに対する考えや意見をできるだけ拾い上げて各種施策に反映させることだという具合に思っています。
 小学校、中学校、高校、専門学校、それから大学など、教育の現場でも地域、民間と連携した活動が進んでいますが、今後どのように検証して地域づくり計画に反映していくのか、それをお伺いしたいという具合に思います。

◎市長(上定昭仁) 昨年3月に「松江市総合計画-MATSUE DREAMS 2030-」を策定して以降、島根県立大学、皆美が丘女子高校、松江東高校、美保関中学校、湖東中学校、島根大学附属義務教育学校などの市内各学校から総合計画に関する出前講座の依頼をいただいております。私も可能な限り出かけて講師を務め、また意見交換をさせていただくようにしております。出前講座を受講した学生の皆様には、自らの将来に対する考え方や本市のまちづくりに関する意見をもらうこととしております。今後は、双方向でディスカッションできる場を設けるべく、総合計画から松江のまちづくりを考える学生向けのワークショップを企画したいと考えております。
 また現在、中高生、大学生のほか市民の皆様を対象にまちづくりのためのアンケートを実施いたしております。これまでに3,000人の方から回答を得ておりまして、併せて総合計画の検証を行っているところでございます。
 さらに加えて、一昨年以降、高校生から40代までの社会人を対象にしまして、松江の未来について考えるミライソウゾウ会議を開催しておりまして、昨年は延べ57名の方に参加をいただきました。この会議が終了しました後もメンバーの方が自主的にコミュニティーを立ち上げられまして、地域イベントに参加されるなど活動を続けておられます。今年度もこのミライソウゾウ会議について8月から開催する予定といたしております。
 このように若い世代の方々が松江のまちづくりに積極的に関わることのできる環境をつくりまして、オール松江市でMATSUE DREAMS 2030を推進してまいりたいと考えております。

◆16番(岩本雅之) すみません。再質問で、ミライソウゾウ会議のメンバーというか、どなたが参加されるんです。

◎市長(上定昭仁) 先ほど申し上げたとおりです。学生の方から40代までとなっておりまして、昨年50歳になりました私は対象になっておりませんが、比較的若い方ですね。事業をやっていらっしゃる方、もちろん学生の方もいらっしゃいますので、とてもバランスのよいグループになっているという認識を持っております。私も何回か出かけておりまして、そういった場でディスカッションをさせていただいております。
 逆に、バランスのある形になっているがゆえにいろいろな方からの御意見を私自身がその場でかなり多岐にわたって聞くことができるコミュニティーになっているという認識を持っておりまして、もちろん今いらっしゃるメンバーの方でフィックスしているわけではなくて、今年8月からまた募集も始めますので、たくさんの方に手を挙げていただいて、また私も中に入って意見交換させていただければと思っております。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。私、今度推薦をさせていただいて、法吉公民館で、初めてのことだけれどぜひそういうことをやってもらったらうれしいなということで話しして、本人もいいですよ、皆さんの前でしゃべってみたいですわということで、今度中学校2年生の鳥飼逢生君というんですけれど、もうはっきりと名前も言います。鳥飼逢生君が新聞の優秀賞みたいなの、社会課題の解決に向けてというようなことでされた分を基に地域に対しての思いを講師としてお話ししてもらおうと、それを住民の人が聞こうというようなことを今度やってもらう予定になっています。福祉ネットワーク会議というところでなんですけれど。でき得るだけ、もう中学校とか、それから高校、それから小学生がもう講師になってもいいと思うんです。自分たちが調べたものに対して、住民や大人に対して、四の五の言わずに自分はこう思っているんだというようなことを発言する機会、それをもって大人の方々が、なるほど、こういうことも進めていこうかなということに何かつなげていくのもすごくいいんじゃないかなと、そういう具合に思っているところです。私もすごく楽しみにしていて、なるべく情報を耳に入れないで当日を楽しみにということで行かせていただこうと思うんですけれど。その未来を創造するときに、でき得るだけ子どもが発言しやすい場所、そういうものも考えていくべきではないかなという具合に思っています。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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人口減少社会への取り組みに関する質疑応答⑤(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

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令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) すみません。それでは、第5点に移ります。
 持続可能な地域づくりを進める上で、民間による企業活動、それから福祉・医療事業運営、これがコロナ禍、それから物価高騰、そういうような影響を受けて縮小したり廃業したりという事態が進んでいるように思います。先ほども言いましたけれども、地域の中で実は唯一必ず計画的にあるものとしては、福祉事業所はそれぞれの29公民館区全てのところに実はあるんですね。したがって、ここが事業を縮小していくことになれば、そこの地域住民をどういう具合な形で支えていくかと、その根幹、基盤が失われるということだという具合に私は思っています。したがって、光熱水費を含む物価高騰に対する各種支援策、これについてはしっかりとやっていかなきゃならないのではないかなと私はそういう具合に思っていますが、いかがでしょうか。

◎理事(爲國岳彦) 川島議員にお答えしましたとおり、電気料金の値上げを含めた物価の高騰は、市民生活にとって大きな負担となることから、市民の皆様を幅広く支援できる施策について、国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の活用を念頭に、速やかに検討を進めてまいります。

◆16番(岩本雅之) いわゆる社会福祉施設には2つ種類があります。施設サービスと、それから在宅サービスというものがあります。もちろん在宅サービスをしっかりと推進していくための人材をしっかりとつくっていかなきゃいけないというのはあります。しかし、介護度が進んで、やっぱり入居されていらっしゃる方、それから障がいを持っている方で入居されている方、そういう施設がありますけれども、そういう施設は一月、電気代なんていう話をさせていただきますと、もう1.6倍ぐらいになっている、そういう現状があるんですね。ということは、それをきちんと支えていくための事柄をちょっと考えていきますと、もしかしたらこの事業運営をしっかりとしないと本当の意味で人材不足と相重なって、様々な事柄を考えたときに非常に厳しい状況になる。これがもしももうやめていくということになると、地域づくりの中の根幹で私はあると思うんですけれど、そういうそれぞれのところにあるものがやっぱり減っていく。それの最たるものが特別養護老人ホームであったりいろいろあると思うんですけれど。様々なところの実情をしっかり考えた上で、様々な施策、そういうものを照らし合わせた上で考えていっていただくと大変うれしいなという具合に思っているところでございます。どうぞよろしくお願いいたします。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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人口減少社会への取り組みに関する質疑応答④(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

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令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) それでは、4番目の質問に入ります。
 人口減少社会において様々な業種で人材確保に苦慮している実態があります。UIターンに対する様々な取組に合わせて、外国人労働者が地域の暮らしに溶け込み、働きやすい環境を構築できるようなプラットフォームづくりと支援策をそろそろしっかりと構築していくために検討すべきだという具合に思いますが、いかがでしょうか。

◎産業経済部長(松浦徹) 本市におきましては、外国人の方が地域の暮らしに溶け込めるように、令和3年3月に多文化共生推進プランを策定させていただきまして、多言語で生活情報を発信しているほか、休日の生活相談会、防災講座、交通安全講座などを開催し、外国人住民との共生社会の実現に取り組んでいるところでございます。
 また、市内で就職していただきましたインド人のIT技術者の方々と本市のインド人国際交流員が食事会を企画するなど、インド人コミュニティーにおけるつながりづくりに努めているところでございます。
 一方、外国人労働者の雇用を検討されております事業者に対しまして、社内標識類の設置ですとか受入れのための施設改修費などが支援対象となります国の人材確保等支援助成金ですとか、職場の環境整備などが対象となります県のいきいき職場づくり支援補助金などのメニューを紹介しておりまして、これらを活用していただくことで外国人の方々が気持ちよく働ける環境の整備を進めてまいりたいと考えております。

◆16番(岩本雅之) 外国人の方が地域の中で、このまちでしっかり住んでよかったなと、そしてここでまたずっと住んでいこうというような気持ちになってもらうためにとっても重要だなと思っているのは、やはり僕はコミュニケーション、しっかりとした交流、それから自分たちがここで受け入れられているんだという、そういう実感だという具合に思っています。観光なんかも実は一緒じゃないかと思うんですけれど、いわゆる言語的コミュニケーションとは別に非言語的コミュニケーションを進めていくために必要なことはたくさんあろうかと思うんですけれど、こういうことは実は日本全国いろいろと調べてみますと、大きい都市よりも小さくて本当に物すごい人口が少ないところが先進的に外国人の方とどういう具合な形で一緒になって生活していくかということを本気で考えて、そして一緒になって考えていくということなんですね。やっぱり大きい小さいは関係ない。きっちりやっているかどうか、熱があるかどうか。それを考えたときに、私は本気で外国人の方と一緒に暮らしていきたいという思いがある、そういうような方にしっかり松江の中でつながってやっていっていただくと大変うれしいなという具合に思っているところでございます。
 ちなみに、今福祉業界においては、今はベトナムの方であったりインドネシアの方であったり、そういう方が多いんですけれど、これから先は人口も中国を抜いてインドが爆発的にもう人口が増えていることもあって、やはりインドの方についてはしっかりとこの中で、ITだけではなくて様々な業種でいろいろと考えていくための一つかなと。そして、経済交流にもつながるんではないか、そういう具合に私は思っているところでございます。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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人口減少社会への取り組みに関する質疑応答③(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) 最初に人口のところ、ちょっと皆さんに見ていただきましたけれど、人口が減っていくと同時に、その地域づくりの中において松江市の中においても関係人口をしっかりと考えていくことはとっても重要なことではないかなあという具合に思っています。そのことを踏まえながら、3番目の質問に入りたいという具合に思います。
 持続可能でコンパクトな地域づくりは、そこで暮らす住民が主体的に関わりを持つことが肝要であると、少しでも地域課題の解決につながることが重要だという具合に思っておりますが、住民にとって魅力ある政策を計画、実行するため、今後市全体でどのように取り組んでいくのかお伺いをします。

◎市民部長(小松原紀子) 地域課題の解決のためには、住民の皆様がそれぞれの地域づくりに主体的に関わっていただくことが重要であり、そのために他地域における取組状況を共有することは有意義と考えております。本市では、令和3年度から、地域がどのような問題を抱え、どのように問題解決に取り組んでいるかといった情報を共有すべく、町内会・自治会連合会と共催でまちづくりを考える日を、また令和4年度からは、市民活動、地域活動のアイデアを提案できる場を提供し、市民、NPO、民間企業、行政などが知恵を出し合ってつながっていく、まちづくりでつながる日を開催しています。
 活動拠点を探していた団体がまちづくりでつながる日に参加したことで、利用可能な空き家提供を受けることができたとの報告も受けており、成果が上がり始めているものと考えております。
 今年度で3回目となるまちづくりを考える日については、関係者から、今まで地域づくりに関わったことのない若い人に参加してほしいとの意見が出ていることから、平日開催から週末開催に日程を変更し、島根大学などを通じて若い年代の参加を呼びかけることとしています。
 本市としては、まちづくりを考える日とまちづくりでつながる日でのアイデアや成果を市役所のみならず社会福祉協議会などの関係機関や民間事業者などと共有することで、地域の活性化につなげていきたいと考えております。以上でございます。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。大体こういう話をしたときに、まちづくりでつながる日の話が出てきます。それで、私はこれは松江市がやった中で非常にすばらしい取組の中の一つだという具合に思っています。さらにこれをしっかりと捉えて考えていくために、私が思うに、いわゆるそこに人が集まっていろいろなことを考えていく、それから実際に出てきたものをどのような形で皆さんに共有していくか。それこそ若い人が集まってくるわけだから、しっかりメタバースであるとか、それから皆さんが通常、障がいがあろうがなかろうが、小さい子どもであろうが、高齢者であろうが、集まって会議ができるようなそういう広場、場所をぜひプラットフォームとして、福祉のプラットフォームとして、それから地域づくりのプラットフォームとして考えていって、そしてそこにしっかりとそれぞれの考え、そういうものをちゃんとみんなで共有して確認して、また参考にできるという具合な形のサイトの構築と併せ持って考えていけるとすごくいいんではないかなという具合に思っています。
 実際に、島根大学もそうですし、県立大学もそうですし、各種専門学校もそう。それから、高校生もそう。中学生も。地域に出てフィールドワーク、それから社会課題の解決に向けてということでいろいろな取組をもうやっていらっしゃいます。しかし、それが実際にどのような形でどういう成果があり、そして持続可能な形にするためにはどうしたらいいかというような事柄について、やっぱりきちんとみんなで検証する必要がある。私は、そういう具合に思っているところでございます。ぜひそのような形で進めていただくとうれしいなと思っています。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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人口減少社会への取り組みに関する質疑応答②(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) それでは、2つ目、人口減少の社会の中で、線引きに代わる土地利用制度は、コンパクト・プラス・ネットワークの概念を明確にした上で、具体的に制度設計をする必要があるという具合に考えます。持続可能なコンパクト機能を行政だけで検討するのは限界がありまして、地域住民や民間事業者と連携した公益的な取組を主体とした土地利用制度をしっかりと検討すべきだという具合に思いますが、いかがでしょうか。

◎都市整備部長(井上雅雄) 地域住民や民間事業者と連携して公益的な取組を主体とした土地利用制度を検討すべきというところでございますが、新たな土地利用制度に関しましては、「松江市総合計画-MATSUE DREAMS 2030-」に掲げる将来のまちのかたちとしてコンパクト・プラス・ネットワークの構築により、市域内のバランスの取れた発展を目指すこととしております。その考えを念頭に置いて制度設計を進めてまいろうと考えているところでございます。
 先ほど野々内議員にお答えしたように、新たな土地利用制度については、同制度のうち、線引きなど重要事項について決定権を有する島根県と協議し検討を図ることとなりますが、現行制度については特に市街化調整区域において分かりづらく使いにくい制度となっており、この点が解消されるよう再構築してまいりたい。その際には、本市の目指す「夢を実現できるまち 誇れるまち 松江」の創造に向けて新たなチャレンジができ、その意欲が高められる制度となる必要があるものと考えております。
 今後、市民の皆様や民間事業者からの御意見も伺いながら検討を進めてまいるという予定にしております。以上でございます。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。新たなチャレンジでございますけれども、私は福祉の関係の事柄、地域福祉のまちづくりということで、それを一貫してさせていただいておりますけれども、最近では社会課題の解決、このことに関心がある若者が物すごいたくさん増えていると。それから、コミュニティーソーシャルワーカーというものがございますけれども、この講座はもう締切りをする前にもういっぱいだというような現状があります。つまり、地域の中の社会課題の解決に向けてしっかりと汗をかいていきたいという方がたくさんいらっしゃる。そういう中において、しっかりとコンパクト・プラス・ネットワークの概念の中にそういったやる気のある方々をいかに入れていくかということが問われてくるのではないかなと、私はそういう具合に思っているところでございます。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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人口減少社会への取り組みに関する質疑応答①(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) おはようございます。志翔の会の岩本でございます。
 私自身、非常に、この間10年表彰を受けさせていただいて、この10年間、松江市のために一体どこまでのことができたんだろうかということを考え、また自分にできることは一体何か考えながら……。
 そういたしますと、私自身、10年たちましたけれども、また一生懸命これからも頑張ってやっていきたいという具合に思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、私は人口減少社会への取組について、7つの視点から質問させていただきたいという具合に思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、スライド1つ目でございます。(モニターを示す)
 私は、Matsueオープンデータバンクを参考にいたしまして、2015年から松江市の人口、世帯数、高齢化率を比較分析するサイト「地域30まつえ」を運営させていただいています。
 次のスライドをお願いします。
 2015年6月30日時点で松江市全体の人口でございますけれども、20万5,008人、2023年2月28日の時点では19万7,354人になりまして、この約8年間で7,654人減少しているという事実があります。
 なお、65歳以上の高齢化率では、27.46%が今30.3%に達しているということでございます。
 次、お願いします。
 このサイトでは、松江市は29公民館区あるわけでございますけれど、公民館単位の人口推移も比較分析をしております。これを見られますと、川津の地域1万6,151人、そして大野の地区でございますけれども、これは2023年2月28日時点ですけれど、1,110人でございます。
 そして次、高齢化率、これで見ますと、美保関地域は2023年2月28日時点で実に47.74%になります。最近では、2位の大野のほうがまた高齢化率が上がって、順序が逆転しているというような現象がありますけれども。今、現状がこういう状態であるということでございます。
 松江市として、人口増に向けた各種政策を進めていらっしゃるという具合に思いますが、私は同時に、人口が緩やかに減少していることに対する事実を基に、やはり自覚と責任をそろそろ持って、持続可能な地域社会の在り方を検討していく時期だという具合に思っておりますが、いかがでしょうか。

◎理事(爲國岳彦) 「松江市総合計画-MATSUE DREAMS 2030-」では、2060年に18万人の人口維持を目標に掲げ、安定した市民生活を維持するため、若い世代の人口増と出生数の回復を図り、バランスの取れた年齢構成への移行を目指すこととしております。
 また、将来にわたって生活に必要なサービスを維持する持続可能な地域づくりに向けて、土地利用制度の見直しや、今年度策定する地域公共交通計画に基づく施策に取り組むとともに、市街地や集落など既存のコミュニティーを様々な形で結ぶコンパクト・プラス・ネットワークの形成を進めることで、市域内のバランスの取れた発展を導くための検討を進めてまいります。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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