「松江市議会会議録検索システム」より抜粋
令和6年第6回11月定例会 12月03日
◆16番(岩本雅之) 今、御質問に答えていただきました。その上で、福祉の現場に人材不足が起こる大きな理由として私が思うに、やはり本当に大変なそういう実態の中で、もっともっと今だからこそ革新的ないろいろなことを考えることができるんではないかと私は思っています。
大阪万博では、昔、人間洗濯機というのがありまして、今回も出されると聞いておりますけれども、ユニバーサルデザイン、様々な形で自宅で介護をしている方がどのような形でお父さんやお母さんに対して、清潔にお風呂に入っていただくだろうか、いろいろな形で工夫をされていらっしゃると思うんですね。そういったものが社会的に必要だとも、そういった施設の中においても、十分にこれは広がっていくんではないかというようなものを、ぜひそのものづくりの現場であったり、様々なところで一緒になって考えていく機会、そういうものが私は必要じゃないかなと。そういったものも踏まえながら、人材確保対策を進めてほしいと願っております。
続いての質問に行きます。
福祉現場で働く外国人の方も増えてきました。生活習慣や言葉の壁などもあり、安心して働ける環境づくりが必要だと考えております。受入れから始まり、住居等の生活環境、労働環境、そして言葉の壁を乗り越えた研修体制を一体的に構築できるように検討していただけないでしょうか。
◎健康福祉部長(松原正) 本市では、今年の11月20日現在で、フィリピン、ベトナム、ミャンマーなどから介護施設や事業所で40人、障がい施設・事業所で3人の外国人が雇用され、事業所から住居や生活環境などの支援を受けながら勤務をされております。
令和4年度に本市が実施をいたしました介護人材の実態調査では、外国人材の雇用につきまして、現在雇用しておらず、今後も雇用しないと回答した介護事業所の割合は26.2%、そして現在は雇用していないが、今後は未定との回答が53.2%でありました。
事業者の関心が低い理由としましては、外国人材受入れに関する制度の複雑さや受入れのための住環境及び職場環境の整備等について負担感が大きいと考えておられるためと考えております。
この外国人材の受入れは、人材確保策の一つでありますことから、今後、他自治体の先進事例を参考にするとともに、市内の介護施設、教育機関、養成機関等で構成をする松江市介護人材確保検討会議において、必要な支援について検討をしてまいります。
◆16番(岩本雅之) ぜひこれから共生社会の実現に向けて考えていくにも、このようなことを整えていくのはとても重要なことではないかと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
松江市議会 録画中継 令和6年第6回11月定例会12月3日(火) 一般質問 志翔の会 岩本雅之 議員
松江市議会 録画中継
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