人口減少社会への取り組みに関する質疑応答⑦(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) それから次、最後になります。コンパクト・プラス・ネットワークのネットワークづくり、これを計画するに当たり、例えばそれぞれの公民館区に住む住民にとって、お店や病院など地域資源のどこからどこまでつなぐことが日常生活の移動支援になるのか。または、日常生活に合わせて地域に存在する観光資源とかがあれば、それを活用するためにどんなふうにネットワークを構築すればよいのか。私が一番気にしているのは、単に地域ごとにこういう物をつくったらいいんだということで、ぽつんぽつんという形で新しい施設を整備しても、その整備するものに対しての熱量が足らなければ廃墟になるんです。私はそう思っています。ですので、それをどう持続していくかということを考えながらやっていかないと、地域づくりであったりコンパクト・プラス・ネットワークにつながらないという具合に私は思っています。一時的な施策であって持続可能な社会資源にならないという具合に思っていますが、むしろ地域生活に必要な資源開発を考えて、空き家、空き店舗の活用など、生活機能維持のための取組強化、これをしっかり併せて、そこに住む人、関係する団体がネットワークづくりに関与することが重要だという具合に思いますが、いかがでしょうか。

◎理事(爲國岳彦) 岩本議員御指摘のとおり、持続可能な地域づくりのためには、その地に暮らす皆様による自主的な活動と地域資源の活用が大切であると考えております。市内の29の公民館区では、住民の皆様が主体となって地域課題の解決や新たなまちづくりのための地域版まちづくり総合戦略を策定されており、本市ではまちづくり活動応援補助金を創設して、地域版まちづくり総合戦略に基づく取組を支援しているところです。
 引き続き、地域の皆様の主体的な取組を支えるとともに、御意見を伺いながら、持続可能なコンパクト・プラス・ネットワークの形成を進めてまいります。

◆16番(岩本雅之) 最初に紹介をさせていただいたサイトでは、その地域の人口動態だけではなくて社会資源を書く場所があります。もしかしたら、小学校、中学校で、ここの地域、魅力ある場所はどこかな、お店屋さんどういうのがあるかなというそういう社会資源を調べ学習しているかもしれませんけれども、そこに住む人たちがこの地域にとってこれは社会資源だと思えるものを一回みんなで確認をしていただいた上で、これを維持するためにどうしたらいいか、そこに行くためにはどうしたらいいか、その上でネットワークが必要だという具合に私は思っております。ぜひコンパクト・プラス・ネットワーク、この構想実現のためにみんなで一緒になってできればいいなという具合に思いますので、よろしくお願いします。
 私の質問はこれで終わります。ありがとうございました。(拍手)

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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