SDGs未来都市の取り組みに関する質疑応答(令和5年第5回11月定例会 12月05日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第5回11月定例会 12月05日

◆16番(岩本雅之) 皆さんおはようございます。志翔の会の岩本でございます。
 私は、以下、松江市の3つの取組、これが様々な形で連携しながら、大きく推進していくこと、これを願って質問させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは、まずSDGs未来都市の取組につきまして、地域と世代をつなぐ水の都と城下町の持続可能な発展を目指した松江市、現在のSDGs未来都市推進に向けた取組の状況についてお伺いをいたします。

◎理事(爲國岳彦) 本市は、今年の5月に内閣府よりSDGs未来都市に選定されたことを受けまして、8月に市民の皆様と共にSDGsの取組を推進するための、松江市SDGs未来都市計画を策定しておりまして、現在同計画、2023年から2025年の計画でございますが、こちらに基づき、SDGsを市内に浸透、定着させることを目標に、3つのポイントに留意をして、SDGsの達成に向けて取り組んでいるところでございます。
 まず、ポイントの1つ目でございますが、自治体SDGsモデル事業の着実な推進でございます。本市のモデル事業は、水の都松江をキーワードに、全34事業によって国際文化観光都市の豊かさを築くこととしております。なお、11月末時点でございますが、34事業中の32事業──94.1%でございますが──に着手しているところでございます。
 2つ目でございますが、市民や企業の皆様への働きかけでございます。市民の皆様にSDGsを身近に感じて、自ら取り組んでいただくため、本市による出前講座、市報松江やケーブルテレビでの広報、各種イベントと連携した情報発信を行っているところでございます。
 また、10月に開催いたしました松江市総合計画審議会では、本市のSDGsに係る取組につきまして状況報告を行うとともに、9月から10月にかけまして、松江市オリジナルSDGsロゴマークの募集を行いまして、市民の皆様からの応募を受けて、現在選考を進めているところでございます。
 加えまして、経済団体の皆様の御協力の下、SDGsに関する企業向けセミナーやアンケート調査を実施するとともに、本市によるふるさと納税返礼品の募集に係る説明会の中で、企業の皆様に対して、SDGsに関する商品やサービスの開発に御協力いただきたい旨をお願いしているところです。
 3つ目でございますが、市役所内部での浸透でございます。今年7月にSDGsの進め方について、セルフチェックできるオンラインツールを導入したほか、9月には市長を本部長といたします松江市SDGs推進本部を開催いたしまして、本市SDGsアドバイザーによる情報共有や学習会を行ったところです。
 現在、各課のSDGs浸透の窓口となるSDGs推進員などに対する研修を実施しておりまして、オール市役所として一体的に取り組めるよう、引き続き意識醸成を図ってまいります。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。着実に進めていくこと、それから松江市民及び企業の皆さんに周知して広げていくこと、それからオール市役所でやっていくこと、非常に重要なことだなという具合に思っております。
 そこで、今後優先的に取り組んでいきたい内容があれば、お伺いいたします。

◎市長(上定昭仁) まず、本市職員が常にSDGsの視点を持ちながら、本市の様々な政策を推進できるよう、庁内でのさらなる浸透を図ってまいります。執行部が、こうして私もですが、ふだんからSDGsバッジをつけておりますのも、そうした心がけの一つと言えるかと思います。
 そして、本市におけるSDGsの推進に当たりましては、松江市SDGs未来都市計画に位置づける自治体SDGsモデル事業を着実に実行してまいります。
 また、来年3月には、市民向けのSDGs啓発シンポジウムの開催を予定しているほか、現在出前講座の新たなメニューとして、SDGsへの理解を深めることのできるカードゲームの企画を採用することとしておりまして、これらを通じて、引き続き市民の皆様、事業者の皆様への普及啓発を図ってまいります。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 それでは、3番目の質問に入りたいと思います。
 このSDGsに取り組むことによって、持続可能な社会を目指していく、そして共通の課題を認識しながら、松江市の様々な施策を推進することが、私はこのことで、できるのではないかと思っております。
 1つの事柄だけではなくて、そのもの自体にSDGsの理念を入れ、そして重ね合わせて足し算で考えていくということ、これをやっていけば、新しい発想がどんどんどんどん出てくる、そしてこのアイデアを生んでいくという具合に思いますけれど、部局間連携がしやすい体制づくりのために、どのような工夫が必要だと思われるかお伺いをいたします。

◎理事(爲國岳彦) 岩本議員の御指摘のとおり、部局間の円滑な連携体制は、各分野の施策の実効性を向上させるとともに、市民の皆様に提供するサービスの質を高めるための重要な視点であると感じております。そのため、昨年4月にSDGsの担当セクションを新設した際には、そういった点を意識いたしまして、所管を政策部としております。
 現在、部局間連携しやすい体制づくりの一環として、庁内のSDGs推進本部の設置や、各課における推進職員の任命などによって、職員間でのSDGsの価値観を共有しているほか、SDGs未来都市松江市と明記いたしております名札を着用するなど、職員が日常業務の中で、SDGsの視点を意識する習慣づくりを行っているところでございます。今後も引き続きオール市役所で連携を図りながら、SDGsを進めてまいります。

令和6年3月1日発行 まつえ市議会だより第58号(11月定例会)

まつえ市議会だより第58号(令和6年3月1日発行11月定例会)

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