【持続可能な地域社会に向けて】障がい者の住環境や労働環境に関する質疑応答(令和 4年第3回 6月定例会 06月21日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 4年第3回 6月定例会 06月21日

◆17番(岩本雅之) 皆さんおはようございます。志翔の会の岩本でございます。
 私は、松江市民のために自分にできることは何か常に考えながら人をつないで行動してまいりたいという具合に思っています。執行部の皆様、職員の皆様、議員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 今回質問する内容につきましては、持続的な地域社会に向けて私たちは一体何をすべきか、何を考えるべきか、そのことを問いたいという具合に思っています。
 松江市は、29公民館区あります。その公民館区の中において、私たちは一体何を守るべきなのか、そして共生社会の実現に向けて一体何を考えていくべきなのか、そういったようなことを考えながら5点ほど質問させていただきたいという具合に思います。
 まず、1点目でございます。障がい者の方、たくさん松江市で住んでいらっしゃいます。その方、ひとり生活を支えるためにバリアフリーの住まい、それから働く環境の整備に向けた課題、これをしっかりと明確化していくことが重要だという具合に思います。例えば、県営住宅とか市営住宅、空き住宅が例えばあったとしても、その方が買物であったりとか受診であったり、それからアクセスの問題、様々なところで皆様方と同じように生活ができているか、そういうようなことを考えていく、これも新しい松江市を考える意味においてとても重要だという具合に思います。
 基本的にバリアフリーのお住まいについては、私も年間に恐らく20件ぐらいの方からいろいろとこういうところがちょっと困っているんだけれどというようなお話を聞いたりしています。また、働く環境につきましては、やっぱり障がいを持っているということで、なかなか働く場所、そういうことが制限をされていらっしゃる方もいます。地域社会で必要な具体的な対策、対応が取れるようにしっかりと検討すべきだという具合に思いますが、いかがでしょうか。

◎健康福祉部長(松原正) 障がいのある方のひとり生活を支えるためには、御指摘のとおり障がいに配慮した住まいの確保と働く環境の整備が重要と考えております。そのため、福祉、病院、不動産、ハローワーク等の関係者で構成する地域移行・定着・包括ケア連携会議において議論を行い、課題を明確にしてまいりたいと考えております。
 その上で、本年4月に開設し、障がいのある方の地域での受入れ体制整備の役割も担う松江市障がい者基幹相談支援センター絆や関係機関との連携の下、住まいの確保や就労支援体制の構築など、障がいのある方が地域で安心して暮らせるための具体的な取組を進めてまいります。
 特に今年度については、障がいのある方の活躍を推進するために、就労のマッチングを支援する仕組みを検討しております。あわせて、企業等への障がい者雇用や職場のバリアフリーについての理解を促進し、働く環境の整備につなげてまいります。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。
 とにかく皆さんが生活をしていく、それから働く環境を整備していくと。これは一人の力じゃどうしようもない。できるだけしっかりとしたネットワークを構築していただいて、その上で、できないというよりはできることは一体何なのか、そういうようなことを考えながら、やっぱり夢や希望を持ってこの地域で生活していただけるような環境を整えていただければ大変うれしいという具合に思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

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