松江の文化力を生かしたまちづくり条例に関する質疑応答(令和 3年第1回 2月定例会 03月01日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 3年第1回 2月定例会 03月01日

◆8番(岩本雅之) 次の質問です。
 松江の文化力を生かしたまちづくり条例について、7つの柱の例示を拝見させていただきました。この例示につきましては、恐らくこれから先、まだたくさんいろいろと発掘をして、そして整理を行い、これから先、松江の魅力とは一体何なのか、また再発見しながら進めていくものだという具合に思いますけれども、これをどのように内容を発掘、整理をして6つの取組の視点のイメージにつなげていくのか、これをお伺いしたいという具合に思っております。
 実は、私自身、例示を見させていただきましたけれども、実際にそれが一体何なのかということが分からないものも結構たくさんありまして、それ自体についてやっぱり魅力をしっかりと意識しなければ、多分これをきちっと生かしていくことはできないだろうと。ただ単に整理して終わるだろうと。そういう具合に感じているところでございます。したがって、本当にそれを生かしていくということであれば、具体的にそれを実践していく、その方策を考えていかなきゃいけないという具合に思っているところでございます。

◎市長(松浦正敬) 4点目は、松江の文化力を生かしたまちづくり条例でございます。
 先ほどの比良議員の御質問にもお答えを申し上げましたけれども、これからますます都市間競争が厳しくなってくるということになりますと、何としても「選ばれるまち 松江」をPRしていかなければいけないわけでございますけれども、そのためには松江らしさを生かしたまちづくりが他との差別化という点では非常に大事になってくるわけですけれども、そのための松江らしさとは何かというものをこの7つの柱でもって私は描けているのではないかと思っているところでございます。十分とは言えませんけれども、それらを中心にして今後松江らしさを考えていくことができるのではないかと思っております。
 それで、ただ7つの柱といいましても、どういった具体的な内容のものが含まれているかが分からないとなかなかこれ事業が進められないだろうというのは御指摘のとおりでございまして、そのために例示をいたしております。例えば、文化財、古代から近代までの豊富な文化財につきましては、松江城、神魂神社といったものを例示として挙げておりますし、地域に根づく伝統文化では、とんど行事、それから諸手船神事といったものを柱ごとに例示をいたしております。
 今後、条例と振興計画は今年度でつくるわけでございますけれども、来年度以降、いわゆる実施計画を策定していくと。この実施計画のイメージがまだなかなかきちっとできていないというところでございます。私ども当初は、実施計画は今岩本議員が描いておられるように、各具体的なものを取り上げて、それの実施計画をつくっていこうかと。ですから、その都度その都度実施計画がどんどん増えていくということを考えておりましたけれども、なかなかこれが際限がないというようなところもありますので、今私たちが考えておりますのは、この7つの柱がありますけれども、それに対して6つの視点を考えているわけです。知る、育てる、伝える、それから創造する、活用する、それから支えるといったものでございますけれども、そうした6つの視点を今の7つの柱にクロスさせてみたときに、現在どの程度そうしたものが行われているか、施策がですね、行われているのかどうかと、あるいは全く行われていないというものがあると思いますので、そういったものをまず見つけ出していくところから始めてみようかと思っているところでございます。
 なかなか手探り状態での作業になってくると思いますけれども、またぜひ岩本議員のいろいろなアイデアなりお考えをお聞かせいただければ大変ありがたいと思っております。


令和3年6月1日発行 まつえ市議会だより第47号(2月定例会)

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