介護人材の確保に関する質疑応答(令和 3年第1回 2月定例会 03月01日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 3年第1回 2月定例会 03月01日

◆8番(岩本雅之) 次の質問に入ります。
 介護人材の確保について、本当に非常に深刻な状況が続いています。求職者と介護事業所のマッチングが進むように働き方の構造改革を進めて、有料の求人サイトや人材紹介に頼らない松江市独自の確保対策が求められるという具合に思いますが、いかがでしょうか。
 実は、松江の介護事業所、これは障がい問わず福祉の事業所全てだと思うんですけれども、大抵今は有料の求人サイト、こちらのほうから電話がかかってきて、そしてその紹介をするということになったら年収の3分の1ということで、例えば100万円とかというのを払って、それで雇い入れるというようなことが続いているという状況があります。やはりこれから先を考えていく上において、働き方をいかに構造改革を進めて、しっかりと働いていらっしゃる方々に対して夢が持てるような形のことを考えながら松江市独自の確保対策を考えていけたらいいのではないかという具合に思っているところでございます。どうぞよろしくお願いします。

◎市長(松浦正敬) 3点目は、介護人材の確保でございます。
 今、介護業界に働く方、いわゆるエッセンシャルワーカーとして注目を集めておりますけれども、働く内容が賃金が低いであるとか、あるいは仕事がきついといった理由から、就職先として敬遠される一面があるということだろうと思っております。
 今回、第8期の介護保険事業計画をつくったわけでございますけれども、この中でも介護人材の確保を基本方針の一つに掲げております。この計画では、これまで行ってまいりました中学校の出前講座などの介護業界の魅力を発信する事業といったものに加えまして、元気高齢者の介護職場への就労促進、それから中国地方管内の人材養成校との関係構築など、市内介護業界への人材還流を図るための事業も盛り込んでいるところでございます。
 今後、松江市介護人材確保検討会議をはじめといたしまして、各関係機関とも連携をしながら、実行可能な取組を進めてまいりたいと思っております。


令和3年6月1日発行 まつえ市議会だより第47号(2月定例会)

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