脱炭素先行地域の取り組みに関する質疑応答(令和5年第5回11月定例会 12月05日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第5回11月定例会 12月05日

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 それでは、SDGsと、私は同じような事柄につながっていくんではないかという具合に思いますが、次に脱炭素先行地域の取組について御質問をしたいと思っております。
 住んでよし、訪れてよしの観光都市を目指すということでございます。脱炭素先行地域推進に向けた今の取組状況についてお伺いをいたします。

◎環境エネルギー部長(花形泰道) 本市は、今年4月に環境省の脱炭素先行地域に選定され、カーボンニュートラルによる持続可能な国際文化観光都市・松江の実現のため、12の共同提案者と一体となって事業が推進できるよう、松江市脱炭素先行地域推進協議会を7月に設立しました。
 同協議会では、事業テーマごとにタスクフォースを設置しており、現在、オンサイト・オフサイトPPA、リユース発電、カーボンニュートラル観光の各タスクフォースにおいて協議を進めております。
 また、本市と本田技研工業株式会社が共同で、堀川遊覧船に電動推進機を搭載する実証実験を開始しており、8月から関係者の試乗会、10月には松江市民向けのモニター乗船体験会を開催し、とても静かで鳥のさえずりが聞こえる、船頭の声が後ろまで届く、ガソリン臭がないなどの意見をいただき、新たな魅力を体感していただいております。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 続いての質問です。民生部門電力以外の温室効果ガス排出削減に関する取組には、観光地でのグリーンスローモビリティ等の導入を進めるとありますけれども、まちあるきや、ちょこっと移動支援、これにつながる観光など、市として今後どのように多様なモビリティーの導入や運用を進めていくのかをお伺いいたします。

◎環境エネルギー部長(花形泰道) 家庭や事業所など、民生部門における電力以外の温室効果ガス排出削減のための取組といたしましては、堀川遊覧船の電動化、国宝松江城周辺エリアと美保関観光旅館エリアへの電動モビリティーの導入、温泉施設の脱炭素化、ブルーカーボン、グリーンスローモビリティの推進、水草や林地残材の活用などについて、関係者と検討を進めることとしております。
 このうち、モビリティーに関しては、脱炭素先行地域となっている美保関観光旅館エリアにおいて、今年の6月、9月、10月にグリーンスローモビリティの試験運行を実施し、移動手段の一つとして御好評をいただいております。
 今後は、再生可能エネルギーを使って充電したグリーンスローモビリティを試験運行し、観光と脱炭素を融合した取組として、地域の皆様と連携の下、進めていく予定にしております。
 中心市街地では、令和3年4月にエコ×ユニバーサルな松江のまちづくりを考える会が主催し、京店商店街のカラコロ広場を中心に、グリーンスローモビリティによるまちあるき、観光、福祉の視点からの実証実験が行われており、本市も参加させていただいております。
 こうした取組も参考にし、同じく脱炭素先行地域となっている国宝松江城周辺エリアでは、高齢の方が安心して移動できるグリーンスローモビリティや、観光地を手軽に周遊できる2人乗りの小型電気自動車など小型モビリティーを活用し、便利に楽しく観光できるまち並みの形成を進めてまいります。
 こうした電動モビリティーの取組を推進することで、本市にお越しになる皆様の移動手段に新たな魅力が提供できるよう努めてまいりたいと思います。

◆16番(岩本雅之) 丁寧な説明ありがとうございます。
 この事柄につきましては、住んでよし、訪れてよしの観光都市を目指すということで、観光という項目で言うと、訪れてよし、それから生活ということで考えると、住んでよしということなんですね。したがって、様々な事柄を進めていく、多様なモビリティーを進めていく、それは最終的にはそこにおる地域の方々の、ちょっとした移動支援であったりとか、いろいろな事柄につながっていくだろうと、これはグリスロだけではなくて自転車もそうだと思うし、いろいろなそこにあるものであれば何でもいいと思います。いろいろな形で一緒になって何か取り組んでいけることが、地域の中で広がっていくと大変いいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。

令和6年3月1日発行 まつえ市議会だより第58号(11月定例会)

まつえ市議会だより第58号(令和6年3月1日発行11月定例会)

www.city.matsue.lg.jp/soshikikarasagasu/gikaijimukyoku..

松江市議会 インターネット中継
matsue.media-streaming.jp/recording/meeting/detail/461