人口減少社会への取り組みに関する質疑応答④(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) それでは、4番目の質問に入ります。
 人口減少社会において様々な業種で人材確保に苦慮している実態があります。UIターンに対する様々な取組に合わせて、外国人労働者が地域の暮らしに溶け込み、働きやすい環境を構築できるようなプラットフォームづくりと支援策をそろそろしっかりと構築していくために検討すべきだという具合に思いますが、いかがでしょうか。

◎産業経済部長(松浦徹) 本市におきましては、外国人の方が地域の暮らしに溶け込めるように、令和3年3月に多文化共生推進プランを策定させていただきまして、多言語で生活情報を発信しているほか、休日の生活相談会、防災講座、交通安全講座などを開催し、外国人住民との共生社会の実現に取り組んでいるところでございます。
 また、市内で就職していただきましたインド人のIT技術者の方々と本市のインド人国際交流員が食事会を企画するなど、インド人コミュニティーにおけるつながりづくりに努めているところでございます。
 一方、外国人労働者の雇用を検討されております事業者に対しまして、社内標識類の設置ですとか受入れのための施設改修費などが支援対象となります国の人材確保等支援助成金ですとか、職場の環境整備などが対象となります県のいきいき職場づくり支援補助金などのメニューを紹介しておりまして、これらを活用していただくことで外国人の方々が気持ちよく働ける環境の整備を進めてまいりたいと考えております。

◆16番(岩本雅之) 外国人の方が地域の中で、このまちでしっかり住んでよかったなと、そしてここでまたずっと住んでいこうというような気持ちになってもらうためにとっても重要だなと思っているのは、やはり僕はコミュニケーション、しっかりとした交流、それから自分たちがここで受け入れられているんだという、そういう実感だという具合に思っています。観光なんかも実は一緒じゃないかと思うんですけれど、いわゆる言語的コミュニケーションとは別に非言語的コミュニケーションを進めていくために必要なことはたくさんあろうかと思うんですけれど、こういうことは実は日本全国いろいろと調べてみますと、大きい都市よりも小さくて本当に物すごい人口が少ないところが先進的に外国人の方とどういう具合な形で一緒になって生活していくかということを本気で考えて、そして一緒になって考えていくということなんですね。やっぱり大きい小さいは関係ない。きっちりやっているかどうか、熱があるかどうか。それを考えたときに、私は本気で外国人の方と一緒に暮らしていきたいという思いがある、そういうような方にしっかり松江の中でつながってやっていっていただくと大変うれしいなという具合に思っているところでございます。
 ちなみに、今福祉業界においては、今はベトナムの方であったりインドネシアの方であったり、そういう方が多いんですけれど、これから先は人口も中国を抜いてインドが爆発的にもう人口が増えていることもあって、やはりインドの方についてはしっかりとこの中で、ITだけではなくて様々な業種でいろいろと考えていくための一つかなと。そして、経済交流にもつながるんではないか、そういう具合に私は思っているところでございます。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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