人口減少社会への取り組みに関する質疑応答③(令和5年第3回6月定例会 06月27日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第3回6月定例会 06月27日

◆16番(岩本雅之) 最初に人口のところ、ちょっと皆さんに見ていただきましたけれど、人口が減っていくと同時に、その地域づくりの中において松江市の中においても関係人口をしっかりと考えていくことはとっても重要なことではないかなあという具合に思っています。そのことを踏まえながら、3番目の質問に入りたいという具合に思います。
 持続可能でコンパクトな地域づくりは、そこで暮らす住民が主体的に関わりを持つことが肝要であると、少しでも地域課題の解決につながることが重要だという具合に思っておりますが、住民にとって魅力ある政策を計画、実行するため、今後市全体でどのように取り組んでいくのかお伺いをします。

◎市民部長(小松原紀子) 地域課題の解決のためには、住民の皆様がそれぞれの地域づくりに主体的に関わっていただくことが重要であり、そのために他地域における取組状況を共有することは有意義と考えております。本市では、令和3年度から、地域がどのような問題を抱え、どのように問題解決に取り組んでいるかといった情報を共有すべく、町内会・自治会連合会と共催でまちづくりを考える日を、また令和4年度からは、市民活動、地域活動のアイデアを提案できる場を提供し、市民、NPO、民間企業、行政などが知恵を出し合ってつながっていく、まちづくりでつながる日を開催しています。
 活動拠点を探していた団体がまちづくりでつながる日に参加したことで、利用可能な空き家提供を受けることができたとの報告も受けており、成果が上がり始めているものと考えております。
 今年度で3回目となるまちづくりを考える日については、関係者から、今まで地域づくりに関わったことのない若い人に参加してほしいとの意見が出ていることから、平日開催から週末開催に日程を変更し、島根大学などを通じて若い年代の参加を呼びかけることとしています。
 本市としては、まちづくりを考える日とまちづくりでつながる日でのアイデアや成果を市役所のみならず社会福祉協議会などの関係機関や民間事業者などと共有することで、地域の活性化につなげていきたいと考えております。以上でございます。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。大体こういう話をしたときに、まちづくりでつながる日の話が出てきます。それで、私はこれは松江市がやった中で非常にすばらしい取組の中の一つだという具合に思っています。さらにこれをしっかりと捉えて考えていくために、私が思うに、いわゆるそこに人が集まっていろいろなことを考えていく、それから実際に出てきたものをどのような形で皆さんに共有していくか。それこそ若い人が集まってくるわけだから、しっかりメタバースであるとか、それから皆さんが通常、障がいがあろうがなかろうが、小さい子どもであろうが、高齢者であろうが、集まって会議ができるようなそういう広場、場所をぜひプラットフォームとして、福祉のプラットフォームとして、それから地域づくりのプラットフォームとして考えていって、そしてそこにしっかりとそれぞれの考え、そういうものをちゃんとみんなで共有して確認して、また参考にできるという具合な形のサイトの構築と併せ持って考えていけるとすごくいいんではないかなという具合に思っています。
 実際に、島根大学もそうですし、県立大学もそうですし、各種専門学校もそう。それから、高校生もそう。中学生も。地域に出てフィールドワーク、それから社会課題の解決に向けてということでいろいろな取組をもうやっていらっしゃいます。しかし、それが実際にどのような形でどういう成果があり、そして持続可能な形にするためにはどうしたらいいかというような事柄について、やっぱりきちんとみんなで検証する必要がある。私は、そういう具合に思っているところでございます。ぜひそのような形で進めていただくとうれしいなと思っています。

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

令和5年9月1日発行 まつえ市議会だより第56号(5月臨時会・6月定例会)

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