まち歩きマップに関する質疑応答(令和5年第5回11月定例会 12月05日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和5年第5回11月定例会 12月05日

◆16番(岩本雅之) それでは次に、まち歩きマップについてということでございます。
 これは29の公民館が松江にございますけれども、それぞれにまち歩きマップというのを作っているんですね。ここにいらっしゃる方皆さん見られているし、それぞれの地域について関心を持っていらっしゃる方々ばかりだと思いますけれども、これのすばらしいところは、それぞれの地域の文化力を高め、新たな地域資源や観光ルート整備につながるものであると。これは僕は宝だという具合に思います。
 昨日ですか、志翔の会の石倉議員が、木彫りの彫刻家の荒川先生ですか。その荒川先生の話をされましたけれども、その荒川先生の作られたその場所、そういったものも一つずつその地域の宝だという具合に思うんですよね。そういうのを多分地域の様々な方々がきちんとその伝統文化で、ここいいところあるよということで、それでこのまち歩きマップというのを作られていると。しかも、それをみんながそこにいらっしゃる方が作っているから、まさにその人が中心となって案内ができる、つまり地域内観光をきちっと案内する、案内人までもう既にいらっしゃるということだと私は思っております。
 現在このマップを活用して、歴史探訪を中心とするまちあるき、それからこれを使って健康増進に努めようというようなことでやっている市民の方もいらっしゃいます。
 そこで、質問いたします。
 SDGs未来都市や脱炭素先行地域を推進する松江市全体において、今後どのようにこのマップを位置づけて広く活用していくお考えなのかお伺いいたします。

◎文化スポーツ部長(松尾純一) まち歩きマップは、各公民館によって作成されたものでございまして、各地域の文化資源が網羅的に紹介されるとともに、地元の方々の思いや熱意が詰まった貴重な資料となってございます。
 市民の皆様がまち歩きマップに掲載されている地域の歴史や文化に触れて学ぶことを通じて、郷土に対する愛着や誇り、次世代へこの地域をつなごうという意識を育むことは、SDGsの目標の一つである住み続けられるまちづくりのための重要な要素であり、松江の未来をつくり上げていく土台になるものと考えております。
 本市では現在このマップを活用し、公民館や地元ガイドの方などの協力を得て、歴史のまち歩きと題したウオーキングイベントを実施しております。今年度は合計8地区、11回実施し、合計198人の方に御参加いただきました。
 岩本議員がおっしゃるように、マップを使ったまちあるきは、地域の知られざる歴史の探訪や地域資源の掘り起こしにつながるのみならず、健康づくりや、歩いて楽しめるマイクロツーリズムの一つの形として、観光振興にも活用できるものと捉えております。
 現在、まち歩きマップは、松江歴史館や国際観光案内所での配布に加えて、本市ホームページでも公開しておりますが、今後は誰でも気軽にスマートフォンなどで利用できるよう、位置情報、道案内機能のあるデジタルマップアプリへの文化資源情報の搭載などにより、市民、旅行者、民間事業者の皆様が幅広く使える方法を検討してまいります。以上でございます。

◆16番(岩本雅之) ありがとうございます。
 例えば健康増進については、健康まつえ21推進隊の方がいろいろとやっていらっしゃいます。松江市全体で「るるくる」活動、「はかる」、「つける」、「きづく」、「かわる」というような事柄につながっていくものもあります。こういう活動をどう拡充していくか、これにどう合わせていくのかというようなことであったり、それからもう一つお話をさせていただくとすれば、このまち歩きマップは、皆さん参加されたことがある方いらっしゃいますでしょうか。恐らくいらっしゃると思うんですけれど、ここの拠点、ここの拠点ということで皆さんずっと歩かれるんですね。ここはこうですねといって説明を受けて、ほうと言いながら歩いていかれるんですけれど、1つだけこれがあったらいいのにと思うのは、やっぱり休憩する場所なんですね。要は、休憩したり、お茶を飲んだりとか、そういうようなことを、こういうのをぜひその場所の近くの民間の事業者であったり、その人のお宅であったり、いろいろなところにお願いをして、そういうような場所をつくる。それで、そこに実際に今日は何歩歩かれましたよとか、そういうような話であったりとか、いろいろな様々な、私は「るるくる」拠点と思ったりしたりするし、また最初の話に戻りますけれど、SDGsのロゴの話が出たと思うんですけれども、このSDGsのロゴなんかも、そこに貼ってもいいんじゃないかなというような形で広く活用していただくといいなという具合に思っております。
 長くなってすみません。持続可能な取組、社会を進めるために必要なポイントとしては、私は人ではないかなと。そこにいらっしゃる人、その人の共感とか共有、それから協働していくこと、点や線を面にしていくために必要なことはどういうようなことなのか、共に考え、そして皆さんと一緒に何か考えていければいいと思っております。私の質問はこれで終わりたいと思います。ありがとうございます。(拍手)

令和6年3月1日発行 まつえ市議会だより第58号(11月定例会)

まつえ市議会だより第58号(令和6年3月1日発行11月定例会)

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