持続可能な地域社会に向けて検討すべき課題に関する質疑応答(令和 4年第3回 6月定例会 06月21日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 4年第3回 6月定例会 06月21日

◆17番(岩本雅之) 続きまして、5番目に入ります。
 地域づくりというもので考えます。地域づくりということで考えますと、そこに住んでいらっしゃる住民の皆さん、それから公益的な取組事業、そしてそこに存在する小さなお店等、様々な地域資源ですね、そういったものがあることがとても重要であるという具合に思っています。
 私自身、いろいろなところで話しすると、ここにこういうような生活に重要なお店屋さん、様々な社会資源たるものがあったけれども、結局のところ残念ながらやめられたり、それからもっと残念なのは大体うまくいったと、うまくいって、そしてちょっと拡張したいなと。そこを、お店屋さんを少しこういう具合な形でちょっとやろうかなというようなことになったときに、なかなか様々な制度のはざまに立ってできないというようなことで、じゃあもうよりいいところへちょっと行こうということで、結局そこの地域資源たるものがなくなってしまうというような現状があったりするという具合に聞いております。従来からずっと言われております線引きの制度がありますけれども、これについても従来の指標ばかりではなくて、地域の公益的な取組に、例えばその方々が本気でここの地域でやっていきたいということで参画する、それから自治会とかの問題があります。それから、消防団の問題があります。そういうところに加入していただいて、組織として地域づくりに参画するというような条件をつけてその地域の中で頑張ってやっていただけるように緩和ができないだろうかと。そういう中で持続可能な地域社会に向けて検討すべきではないかなという具合に思っておりますが、いかがでしょうか。

◎都市整備部長(爲國岳彦) 今年の3月に策定した松江市総合計画では、将来のまちの形を考えるに当たって、市域内のバランスの取れた発展を実現するため、中心市街地と周辺部、旧町村部の市街地や集落など既存のコミュニティーを相互に交通ネットワークでつなぐコンパクト・プラス・ネットワークの構築を目指すこととしております。この考え方では、病院や福祉施設、商業施設などの生活サービス機能や住居が立地する各地域の市街地がまちづくりの核となり、そうした機能が存在し続ける、あるいは新たに立地することによって生活の利便性が確保され、まちの魅力が高まり、結果的に持続可能な地域社会が実現するものと考えています。
 今年度末を完成の目途として検討を進めている土地利用制度の考え方の方針決定に当たっては、従来の制度の検証や課題の整理を行った上で、地域コミュニティーの維持発展につながるよう、多角的な視点を持って検討を進めてまいります。以上です。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。
 ちょっとすみません、再質問なんですが。すばらしい答弁ありがとうございます。そういうようなときに、そういうような視点からきちんとお答えできるような総合窓口みたいなものはあるんでしょうか。

◎都市整備部長(爲國岳彦) 現在、都市整備部になっております都市政策課というところでこういった関係のことをやっておりますので、そちらのほうに来ていただければお答えできると思っております。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。私もコンパクトシティーについて、そしてコンパクト・プラス・ネットワークについてはいろいろ勉強させていただいておりますけれども、特にこの事柄は多分ネットワーク機能をいかに維持していくか。やっぱり地域づくりは最終的にはそういうところになろうという具合に思っております。ぜひ様々な視点からその地域の方々が住みやすいような形のそういう社会資源、地域資源、それを守っていっていただければという具合に思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 私の質問は以上でございます。ありがとうございました。(拍手)

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

令和4年9月1日発行 まつえ市議会だより第52号(6月定例会)

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