新型コロナウイルスワクチンの接種状況に関する質疑応答(令和 3年第3回 6月定例会 06月29日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 3年第3回 6月定例会 06月29日

◆17番(岩本雅之) 皆様おはようございます。志翔の会の岩本でございます。
 6月議会になって上定市長になられて、私も毎日のように市長がつくられた所信表明、それからその概要、これを丁寧に読ませていただいています。その中でやっぱりしっかりと市長が進めていきたいと思われること、そういったことをしっかり自分の中で理解して、少しでも何か松江市のためにお役になればいいなと思っています。
 私は、松江市、市民のために自分にできることは一体何なのか、そういったことを常に考えながら、人をつないで、自分自身は本当に小さい存在だということをよく分かっていますので、行動していきたいなと思っています。執行部の皆様、それから職員の皆様、そして議員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。
 そういたしますと、初めに新型コロナウイルスワクチンの接種状況について質問させていただきたいと思います。
 私は、ワクチンの接種が感染拡大防止につながって、市民が平穏な社会生活を送るためには、これがやっぱり希望であると考えているところでございます。現在の松江市全体の接種状況、今後のスケジュールについて、いろいろな方が質問していると思いますが、再度お伺いしたいと思います。

◎健康部長(足立保) ワクチンの接種状況につきましては、先ほど森脇勇人議員にもお答えしたとおり、本日の8時30分現在の高齢者の1回目の接種率は52.5%、2回目の接種率は22.3%となり、順調に推移をしております。
 また、今後の64歳以下の方の接種につきましては、7月9日の接種券発送後、7月中旬から順次始まり、8月以降に本格化するものと見込んでおります。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。
 私は、先般5月25日に島根県の社会福祉法人の経営者協議会というのがあるんですけれども、そちらのほうで、全ての福祉従事者への新型コロナワクチン早期接種等に係る要望書を出させていただきました。また、6月25日、こちらではもう本当毎回毎回、最近もずっとあるんですけれども、市内には様々な福祉事業者があります。そういった中で小規模の多機能の居宅事業所、この小規模の事業所というのは通いとか訪問とか泊まりとか、こういったことを複合的にやるサービス事業所ですけれど、こういったところがなかなか先行接種ができないという状況で、やっぱり職員がすごく疲弊していると。本当に何とか早く打って少しでも安心が欲しいなというような声を受けております。そのことを受けまして、質問させていただきます。
 福祉現場の接種状況について、種別ごとにこれから質問させていただきます。
 まず、市内の特別養護老人ホームなど高齢者福祉施設、それからデイサービスなど在宅サービスの利用者及び職員の実施状況、こちらのほうが分かればお伺いしたいと思います。

◎健康部長(足立保) 本市におきましては、4月12日以降、148の高齢者施設で入所高齢者及びその施設の従業員の方のワクチン接種を実施しております。高齢者施設では、高齢者4,844名、施設従事者2,826名、計7,670名の方が接種を予定してございます。6月27日現在での接種率は、1回目接種が97%、2回目接種は55%といった状況でございまして、7月末には全て完了すると見込んでおります。以上でございます。

◆17番(岩本雅之) 次に、市内の今度障がい者の関係、障がい者支援施設、それから在宅サービスの利用者及び職員の接種状況、こちらのほうについてもお伺いしたいと思います。

◎健康部長(足立保) 障がい者施設におきましては、現在は高齢者の優先接種期間でございますため、利用者のうち高齢者のみの接種を実施されました2施設を除き、接種は行われておりません。
 国が定める優先順位におきましては、高齢者の次に基礎疾患を有する者、高齢者施設等従事者が定められております。重い精神疾患や知的障がいを有する方は、基礎疾患を有する者に該当することや、障がい者施設の従事者は高齢者施設等従事者に該当することから、7月9日以降、接種券が届き次第、順次接種をしていただけるよう、現在市内の障がい者施設において、医療機関との調整等の準備を進めていただいているところでございます。以上です。

◆17番(岩本雅之) 続いて、保育園、それから放課後等デイサービスなど児童福祉における市内の施設、それから在宅サービスに関わる利用者及び職員の接種状況について分かればお伺いしたいと思います。

◎健康部長(足立保) 先ほどもお話しいたしましたが、現在は高齢者の優先接種期間でございますため、障がい者施設と同様に児童福祉施設での接種は行われておりません。児童福祉施設等に関係する接種順位は特に定められておりませんので、基本的には一般の方の接種と同時期となるものでございます。以上でございます。

◆17番(岩本雅之) ありがとうございます。
 福祉の現場は、やはり認知症のことであったり、それから行動障がいの方、それから幼児と向き合う現場であるということでございます。地域包括ケアという言葉がございますけれども、これは一体何なのかと。基本的なことをお話をするまでもないですけれど、医療や福祉や介護をしっかりと連携をどう取っていくかというようなことだと思います。これは施設だろうが自宅で住もうが一緒だと思いますけれど、やっぱりそういった方々に対して、しっかりとワクチンの接種が行き渡るようにしてあげて、やっぱり安心な体制、そういうものを取っていただきたいなと思います。
 ワクチンの効果は、正直どんどん変異種が次々と生まれている現状においては、いずれまた別のワクチンを打たなきゃいけないというような事柄もあろうかと思います。ワクチンの効果がいつまでもつのかというようなこともあろうかと思います。そういったことを考えて、今回の接種から有効な優先順位というものは一体何なのか、そして効率的な実施策を検証していただければ大変うれしいなと思っております。どうぞよろしくお願いします。


令和3年9月1日発行 まつえ市議会だより第48号(6月定例会)

令和3年9月1日発行 まつえ市議会だより第48号(6月定例会)

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