UIターンの促進に関する質疑応答(令和 元年第4回11月定例会 12月04日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋。

令和 元年第4回11月定例会 12月04日

◆8番(岩本雅之) 皆様おはようございます。真政クラブの岩本雅之でございます。
 松江市において人口減少社会、この事柄に関してさまざまな取り組みが行われているところでございます。いよいよもって松江市のさまざまな取り組みに対する本気度が試されている時期ではないかと思っています。そういった意味におきまして、私、今回質問をさせていただきたいと思います。
 まず初めに、UIターンの促進についてお伺いします。
 来春、東京にあるアンテナショップにほんばし島根館が日比谷シャンテの地下1階に移転すると聞いております。館内に設置されているふるさと定住・雇用情報センターでございますが、これが今後どうなっていくのかをお伺いしたいと思います。

◎産業経済部長(山根幸二) にほんばし島根館内のふるさと定住・雇用情報センター、これにつきましては公益財団法人ふるさと島根定住財団の県外窓口の一つとして設置されておりまして、現在4名体制で運営をされているということでございます。
 御質問のどうなるかということですが、にほんばし島根館の移転に合わせまして、来春オープンいたします日比谷シャンテ内のアンテナショップに同様に併設をされまして、引き続き東京でのUIターン等の相談窓口として運営されるものと聞いております。

◆8番(岩本雅之) 本当、恥ずかしながらですけれども、私自身、にほんばし島根館のほうには足を運んだことはあるんですけれども、このふるさと定住・雇用情報センターというところには行ったことがありませんで、実際、このふるさと定住・雇用情報センターがUIターンを促進する上において非常に重要な窓口であると私は認識しました。そして、これに対して松江市は現在、何に期待していて、今までも含めてどのようなアプローチをかけていらっしゃったのかお伺いいたします。

◎産業経済部長(山根幸二) UIターン先として松江市の県内における優位性、島根県のいろいろなところがUIターン先の候補になるわけでございます。その中で、やはり松江市が、働く場所、住む場所、そして産み育てる場所、こういったことは県内市町村の中では優位性があるということでございますので、そういった情報を総合的に、いかにわかりやすく相談者の方に伝えていくかが大事であろうと思っております。
 そういった意味で、今、松江市から県の東京事務所に職員を派遣しております。この職員がふるさと定住・雇用情報センターの相談員に日々意見交換あるいは最新の情報等を伝えながら、そういった相談体制、そしてわかりやすい情報の提供に努めているところでございます。

◆8番(岩本雅之) そういたしますと今、現状においては、松江市の職員としては東京事務所の職員がこういったUIターンの分について行っていらっしゃるということだと思うんですけれど、どのような感じで情報を収集していらっしゃるかって、済いません、再質問で申しわけありませんが。

◎産業経済部長(山根幸二) 当然、私どものほうから県の東京事務所の職員へは日々情報提供しておりまして、こちらでの生活、暮らし、あるいは学校、病院、いろいろなことが東京にいらっしゃるとわからないところがございます。その相談者一人一人の需要に応える形で、1回こっきりじゃなくて、そういった相談者の方には常に必要な情報を継続して伝えていくという体制でやっております。

◆8番(岩本雅之) ありがとうございます。
 そういたしますと今回、にほんばし島根館ということで、そこにふるさと定住・雇用情報センターがあって、そこと連携をしていらっしゃるということでございますけれども、現在、県外において松江市へのUIターンに関するPR拠点であるとか、それから情報窓口、これはどこにあるのか。場所及びスタッフの人数がもしわかれば教えていただきたいと思います。

◎産業経済部長(山根幸二) 後ほど出ますUIターンフェア等への参加は当然やっているわけですけれども、県外のPR拠点あるいは情報窓口は持っておりません。先ほど申し上げました島根県東京事務所に市職員1名を派遣しております。こちらのほうがUIターンの相談等に対応している状況でございます。

◆8番(岩本雅之) 今、お話をいただいたところでございますけれども、そういたしますと今までの取り組みにつきまして、UIターンの促進活動についての成果。それから、今後どのような形で取り組んでいくのか。人口減少に対して取り組んでいくのに、県外の優秀な人材、さまざまな方が松江に住みたいというような形のことを進めていかなきゃいけないと思うんですが、今後どのような形の取り組みをしていく予定なのかお伺いいたします。

◎産業経済部長(山根幸二) 先ほど少し触れさせていただきましたが、例年、県主催で7回、UIターンフェア、東京、大阪、広島等々で開催されていると。当然、松江市のほうも一緒に出かけさせていただいていると。
 その状況を検証しておりますと、例えば昨年度264件の相談を受け、うち116件、率にして43.9%、移住に結びついたということでございますけれども、残りの148件のうち50件程度、こうやって相談をしておりますと、今すぐにはなかなかUIターンには踏み切れないけれども、今後、数年先に真剣に考えたいといった相談者の方もいらっしゃいます。こういった方に今後やはり継続して情報提供、あるいは都市部でのイベントの案内、よりかかわりを深めていくことでUIターンにつなげるといったことを今後積極的にやっていきたいと考えております。

◆8番(岩本雅之) ありがとうございます。それでは、そのように進めていただければと思います。
 私自身の考えとしては、移住支援コーディネーターというような形で、何か本気で専門的にその事柄を意識しながらやっていく人材がいるともっといいかなと思っているところでございます。


令和2年3月1日発行 まつえ市議会だより第42号(11月定例会)