地域包括ケアシステムの構築に関する質疑応答(平成27年第1回 2月定例会-02月25日-2)

 
松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。

平成27年第1回 2月定例会-02月25日
 
◆1番(岩本雅之) そういたしますと、次の質問に移りたいと思います。地域包括ケアシステムの構築に向けてということでございます。
 今は超高齢社会ということでございまして、これは皆さん知っていらっしゃると思いますが、そもそも高齢化社会というのは人口に対して65歳以上の方が7%と、それから高齢社会になったというのが14%で、超高齢社会になりますと21%以上ということになります。松江市を29地域に分けて、それぞれの地区の65歳以上、それを見ると、全てが21%以上でございます。
 松江市が考えていかなければならない地域包括ケア、これの目指す姿を伺いたいと思います。

◎健康福祉部長(田中豊) 地域包括ケアの目指すべき姿でございますが、これについては実は昨年6月議会に松蔭議員にもお答えをさせていただいておりますが、本市が目指す地域包括ケアの姿は、大きく一言で言いますと、医療と介護の一体的な提供、これを行うことだろうと思っております。
 具体的には、地域包括支援センターを中心に、関係者が情報を共有して、高齢者の生活課題の把握と解決に向けた連携をとりながら必要な支援を提供する体制づくり、これだということであります。さらに、必要に応じて自宅と病院あるいは介護施設等を行き来できる継続的で包括的な支援が続けられる仕組み、こうしたシステム、これを構築していきたいと考えております。
 そのためには、3つ要素があると思っております。まず1つは、多職種など多様な職種、機関で顔の見える関係をベースとしたネットワークの構築、2つ目が、さまざまなレベルや関係において常に議論を行う場の設定、3つ目が、情報の共有と管理、提供、こうした3つの要素を実現していくことが必要だと考えております。
 平成25年度から鹿島病院、松江記念病院が取り組んでおられる在宅医療連携推進事業や、医療と介護のネットワークづくりに取り組んでおられる宍道地域での先行事例といいますか、こうした事例を参考としながら、市内の各地域の特性に合わせた地域包括ケア体制の実現のため、これからも取り組んでまいりたいと思っております。

◆1番(岩本雅之) 丁寧な御説明ありがとうございます。
 そういたしますと、今お話がありましたように、私は、この地域包括ケアシステムをどのような形で構築をしていくかというのが松江市にとって非常に重要なことだと思っています。恐らくこの仕組みが、地域の拠点づくり、そういった物事とどのように重なっていくかという事柄も出てくるのではないかと思っています。


平成27年6月1日発行  まつえ市議会だより第23号(2月定例会)
20150611gikai