福祉用具の常設展示場に関する質疑応答(平成26年第1回 2月定例会-03月05日-1)

 
松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。

平成26年第1回 2月定例会-03月05日
 
◆1番(岩本雅之) 皆様お疲れさまでございます。私は、日々勉強させていただいています岩本雅之でございます。
 地域福祉のまちづくりを念頭に、私は松江市のために少しでもお役に立てるような質問をさせていただきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
 そういたしますと、早速質問に入らせていただきます。
 1つ目は、福祉用具の常設展示場設置の検討についてでございます。
 松江市にある島根県のいきいきプラザには、昔、1階に福祉用具の常設展示場がございました。今は、私の知る限り、松江市の中に市民の方々が直接手に触れられるような福祉用具の常設展示場がありません。
 まず、お伺いをいたします。
 現在、松江市内において、市民が身近に触れることができる福祉用具の常設展示場はあるのでしょうか。

◎健康福祉部長(田中豊) 現在、松江市内には、介護に係る福祉用具の常設展示場はございません。ただし、ライトハウスライブラリーにおきましては、視覚障がい者向けの福祉用具の常設展示を行っておられます。
 いきいきプラザ島根に設置されておりました福祉用具の常設展示場につきましては、県において、県内に福祉用具の取扱事業者もふえ、広く県民に対しても普及したと判断をされ、平成22年3月をもって展示を終了されたと伺っているところでございます。

◆1番(岩本雅之) ありがとうございます。
 皆様が御承知のように、現在、小学校、中学校における福祉教育、さらに将来の医療、福祉を担う人材育成機関として期待されている高校などにおいて、早い段階から先端の福祉用具、そして皆様もう既に使っていらっしゃる方が多いと思いますが、ユニバーサル商品、このようなものに触れることはとても重要なことだと考えております。私の知る限り、高校におきましては、松江市に昔そういったことでいきいきプラザにありましたが、福祉用具の常設展示場がなくなったということで、現在、バスを貸し切って近隣の市のほうまで出向いて、そしてそちらのほうで高校生の皆さんが福祉用具に触れたりユニバーサル商品について感じるということをされているそうです。
 そういった現状を踏まえて、福祉教育や在宅サービス、これからすごく重要になります在宅サービスの充実のために、公共施設の空きスペース、いろいろと空きスペースあると思いますが、そこを有効活用して福祉用具の常設展示場を設置するべきだと私は思っておりますが、お考えをお伺いいたします。

◎健康福祉部長(田中豊) 福祉教育につきましては、サービス事業所が実施をしております小学生、中学生等との交流や、サービス事業所と連携をした実習などを通じて、福祉用具に触れる機会も提供されていると考えております。
 また、在宅における福祉用具の利用につきましては、必要とする利用者に向けて、ケアマネジャーと福祉用具事業者が連携をし、利用者にふさわしいものが適切に提供をされているものと考えております。
 したがいまして、現段階では、行政において常設展示場を設置する考えはございません。

◆1番(岩本雅之) そういたしますと、私も、そういった福祉用具のサービス事業者の方でありましたり、いろんな方々が福祉用具について事業所としてやっていらっしゃることはよくわかっているんですけれども、実際例えば小学生それから中学生、高校生が学級単位で何か勉強することになりますと、少なくとも先生とか入れるとやっぱり30人ぐらいで移動して勉強をしに行くということで、やっぱりさまざまな福祉事業所、民間でありますけれど、それぞれ民間の事業所は福祉用具もメーカーも限られたり、取り扱いの品目とかもまた全然違ったりします。それとあわせて、いろんなさまざまなユニバーサル商品、メーカー等あると思いますし、またメーカーにお願いをすれば恐らく無料でも置く場所さえあれば置いていただけるんじゃないかなと、私はそう思っておりますので、もしお願いできるのであれば少しまた公共施設の有効活用とかということも含めてお考えいただくと大変うれしいなと思っております。


平成26年6月1日発行  まつえ市議会だより第19号(2月定例会)
20150313gikai