介護職員等による医療的ケア研修に関する質疑応答(平成26年第3回 9月定例会-09月18日-4)

 
松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。

平成26年第3回 9月定例会-09月18日
 
◆1番(岩本雅之) それでは続いて、最後の質問ということでさせていただこうと思います。
 皆さん御承知のように、慢性的な看護職員が不足しているということでございます。これは、医療、福祉、その中で、福祉の中においての介護職員につきまして、なるべく、看護師が不足しているのでそのかわりに治療的なケア、そういったものが、施設とか、それからいろいろなところでできるようにならないだろうかなあということで、医療的ケアの研修を進めていこうという事柄がございます。
 そこで、質問します。
 松江市において基礎研修と実地研修ができる登録研修機関数と、その実績、どのような状態であるかということをお伺いしたいと思います。

◎健康福祉部長(田中豊) 介護職員等による医療ケアの具体的な内容は、たんの吸引と胃瘻等の経管栄養について、2種類でございます。この研修について所管をしている島根県に照会をいたしましたところ、平成26年9月1日現在で松江市内の研修を実施する登録研修機関は7事業所ございます。また、平成24年4月から平成26年8月までに研修が修了し認定証を交付したのは、全県で延べ2,994人となっているところでございます。

◆1番(岩本雅之) ありがとうございます。地域医療介護総合確保推進法の成立ありましたけれども、これでいろいろと緩和されたりいろいろあるかもしれませんが、要介護3以上の方が特別養護老人ホームに入所されると。そういった方々、重度の方々に対応するためにも、やっぱり介護職員、こういう方々に対する医療的ケア研修は、恐らく欠かせないことになってくるんじゃないかなと思います。
 きちんと調べたわけではないですが、大体いろいろな福祉法人、施設のほうにお話しすると、年間1施設1人から2人ぐらいの方が、この医療的ケア研修を受けるということでございまして、それで、これを受講して修了するのに、やっぱり時間がかかるということでございます。ぜひ今後こういった重度な方に対応していくためにも、それから安心・安全、地域包括システムをさらに積極的に推進していくためにも重要なことじゃないかなと思いますので、皆さんで、それから私たちもそうですが、お願いをさせていただくと大変うれしいなと思っています。私の質問は以上でございます。ありがとうございました。(拍手)


平成26年12月1日発行  まつえ市議会だより第21号(9月定例会)
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