「松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。
平成26年第1回 2月定例会-03月05日
◆1番(岩本雅之) 続いての質問に移りたいと思います。
先ほどこの市庁舎の事柄について質問させていただきましたが、市の公共施設の現状と課題について質問させていただきたいと思います。
先般実施された松江市の公共施設の適正化計画の策定に向けたアンケートの調査結果の速報についての概要と率直な感想をお伺いしたいと思います。
◎公共施設部長(乙部明宏) それでは、私のほうからお答え申し上げます。
今回実施いたしましたアンケートでございますけれども、施設利用者の方ではなくて、無作為に抽出をいたしました市民の皆様に御意見を伺ったものでございます。結果的には、いずれの分野でも、施設を利用していない、あるいは施設の存在や機能を知らないといった市民の方が多い傾向でございました。しかし、そのことをもって直ちに施設を廃止するということではございませんで、まずはその施設施設に来場を促すための施設PRなどを含めまして、運営努力を行うとともに、市民のニーズに合う、魅力のある公共施設サービスを実施しなければならないと感じたところでございます。以上です。
◆1番(岩本雅之) アンケートの調査結果について丁寧にお話をいただきましてありがとうございます。公共施設につきましては、その施設そのものが持っているそもそもの機能、それに関係ない方々についてはなかなかそこを訪れることはないのではないかなと思っております。
続いて質問します。
将来存続をするべき公共施設、または今後新築すべき公共施設についても、なるべく柔軟な発想で、市民に親しみやすく利用しやすい多機能型の施設運営、そういったものが望まれると思いますが、お考えをお伺いいたします。
◎公共施設部長(乙部明宏) 議員御指摘のとおり、適正化に向けた手法につきましては、まず複合化であり多機能化であろうと思っています。従来からの1施設1機能という考え方ではなくて、公共施設サービスに必要なものは施設という箱ではございませんで、施設の中にある機能とかサービスであることを御理解いただき、進めていく必要があろうかと思っております。また、民間の皆さんのノウハウや、市民や地域の皆さんとの協働といった視点も積極的に取り入れながら、まちづくりの視点を持って適正化を推進していきたいと考えております。以上です。
◆1番(岩本雅之) ありがとうございます。今お話しいただきましたように、さまざまな観点から施設の運営を考えていかなきゃならないと思います。費用対効果、それから民間経営のノウハウでありますとか、それから本年4月から共創のまちづくりの推進本部を立ち上げられるということでございます。ぜひ部局を超えた取り組みの連携という中においてもこういった事柄についてさまざまなアイデアを出していただくと大変うれしいなと思います。