松江のおみやげに関する質疑応答(令和 元年第4回11月定例会 12月04日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋。

令和 元年第4回11月定例会 12月04日

◆8番(岩本雅之) それでは、松江のお土産とは何かということで質問させていただきます。
 私も、県外からさまざまな方々が来られたとき、それからまちなかをうろうろしているとき、いろいろな場面で観光客の方、それから松江市に会議とかいろいろなことで来られた方をおもてなしする機会があります。松江市の事柄について説明をしたりですね。そういったときにいつも聞かれることは、松江のお土産は何ですかと。
 それで、どういうものを買って帰ればいいんでしょうかねという話をしたときに、私は個人的にこれじゃないかという形でお薦めをするわけでございますけれども、個人でこのお土産がいいよとがっと言い続けたところで、なかなかきちんと、全体で松江市のお土産はこれだよということが伝わりにくいというようなこともあったりするということでございます。
 そこで、お伺いいたします。
 直近のデータにおいて、松江に観光で訪れた人がお土産で買っているものベスト5、これがわかればお伺いをしたいと思います。

◎産業経済部長(山根幸二) 観光で訪れた方がどういったお土産を買って帰られるかと。恐れ入ります、統計データは持っておりませんが、重立った店舗のほうへのヒアリング、これによりますと、和菓子、まんじゅう、出雲そば、シジミ、あご野焼、こういった商品が人気だと伺っております。

◆8番(岩本雅之) 済いません、ちょっと聞き取れなくて、申しわけない。聞いてもいいですか。申しわけない。済いません。

◎産業経済部長(山根幸二) 大変失礼しました。和菓子、まんじゅう、出雲そば、シジミ、あご野焼、こういったものが人気だと聞いております。

◆8番(岩本雅之) ありがとうございます。済いません。ちゃんと聞き取れなくて申しわけありませんでした。
 私が思うことが1個だけちょっと。シジミよく言われるんですよ。だけど、ふと思ったんです。夜の店でも昼の店でも、いろいろなところに行ってあれすると、シジミ汁がきちっと飲めるお店、そういったものをきちっと把握できて、そして飲んでもらって、やっぱりシジミいいですね。じゃ、あした観光で買って帰ろうとか、そういうぐあいに何かつながっていく形でいくといいなと思っていまして、今、現状において私の頭の中で5軒ぐらいしかないんですよ、シジミ汁がぱっと飲めると思えるお店がですね。それを明確にしていただくと本当はうれしいなと。そうすると、そこへ誘導していって、いろいろと話ができるなと。
 それから、野焼なんていうのは余計にです。野焼が食べれるところって一体どこなんでしょうかね。そういったことも含めて、せっかくこういういいものがたくさんあると思うので、これをしっかりと、飲食ができる場所を指し示したり、そういうことを含めて何かつなげていけると大変いいなと思っています。
 ちなみに、きょうの新聞に出ていましたけれども、にほんばし島根館の2018年度の売上額で、島根県は2億8,900万円だそうですね。そのうち松江の関係のものは一体どれぐらいなもんだろうかなと思いながら見させていただいていました。
 そこで、伺います。
 今後の松江ブランドのあり方、今後の戦略についての考え方をお伺いいたします。

◎市長(松浦正敬) ブランド化のためには、やはり独自性あるいは品質、それから歴史と伝統、物語性といったことにおきまして他の商品との差別化を図っていく。そして、付加価値のついている部分にスポットを当てて効果的にPRしていくことが必要だと考えております。
 干し柿ということだけじゃなくて、例えばあめ色の宝石だとか、そういう冠をつけるとか、出雲そばでも、皮ごとひいた特上の香りがする出雲そばであるとか、それから玉造温泉といっても、例えば日本最古の美肌温泉と。あるいは枕草子にも出てくる玉造温泉だとか、そういうふうな商品の特徴を端的にキャッチフレーズであらわすと。そういったことで皆さん方の記憶の中に残ることが大事ではないかと思っております。そして、イベント等々で、いろいろな機会でPRをしていくことをやっていきたいと思っております。
 それから、ターゲットを絞って情報発信をしていくことも大事だと思っていまして、例えば松江大根島牡丹といっても、これは台北市で人気が高いとか、それから姫ラボ石けんといっても、これは首都圏の女性に人気が高いとか、そういう情報発信をしていくことも大事ではないかと思っております。
 それから、10年くらい前から農水商工連携事業を始めているわけでございますけれども、それによって専門家による助言、それから異業種の交流会を行っているわけでございますけれども、こういった事業の取り組み等々で新たなブランド商品もこれからつくっていきたいと思っております。

◆8番(岩本雅之) 丁寧な答弁ありがとうございます。
 私自身、松江のお土産とは何かということで質問させていただきましたけれども、今、民間においてもしっかりとした商品を開発していかなきゃならないということで、高級ブランドの商品をブランド名をつけて開発をされているところもありますし、また、本当にこれは私自身なるほどなと思って見ているところですけれど、いわゆる共生社会の中においてさまざまな障がいを持った方々におかれましては、松江のさまざまないいところを取り上げて、それを何かお菓子であったり、いろいろなことにつなげていくというようなパターンもあります。
 そういう中で、しっかりと松江ブランドを一つに集約していく。私はこれを、私の中で勝手にですけれど、松江おもてなしブランドという形でおもてなしの心を持って、先ほど市長が言われたように思い出、ストーリー、いろいろなことにつながるような形で、市民一体となってしっかりと進めていくのがいいんじゃないかなと思っているところでございます。


令和2年3月1日発行 まつえ市議会だより第42号(11月定例会)