オープンデータの活用に関する質疑応答(平成25年第4回 9月定例会-09月11日-4)

 
松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。

平成25年第4回 9月定例会-09月11日
 
◆1番(岩本雅之) ありがとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 それでは次に、オープンデータの活用について質問させていただきたいと思います。
 私は4月に当選させていただいてからじっくりと総合計画、松江市がどういうことを考えているか、それから統計のデータですね、政策部でつくっていらっしゃる、ああいったものを全部丁寧に読ませていただきましたけれども、ちょっとすごいなと、勉強不足だったなと改めて感じているところでございます。
 そういったところで、全国でこれは総務省もかかわっていることじゃないかと思うんですけれども、そういったそもそも松江市が一生懸命各部署が上げたものをきれいに整理整頓した各種統計データは本当に貴重な資産であり財産であると私は思っております。松江市が考える今後のオープンデータの活用に向けた現在の取り組みについてお伺いをしたいと思います。

◎政策部長(星野芳伸) それでは、私のほうからお答えさせていただきたいと存じます。
 オープンデータとは、誰もが自由に使え、活用ができるように広く公開されている情報のことで、統計や気象、観光施設、バスの時刻表、AEDの設置場所など、さまざまな情報がインターネット上で公開されつつあります。
 本市では、今年度より島根大学との共同研究として、オープンデータを活用したモデル事業を実施しています。これはさまざまな団体が持つ観光客に役立つ情報をオープンデータ化し、情報を一元的に提供することによって利便性を高め、観光客の増加や地域の活性化を目指すものでございます。例えばおのおのが個別にお知らせしております各種イベント情報を集約して、一枚のカレンダーに表示するとか、さまざまな団体が保有しているAEDの所在を集約し、一枚の地図に表示するようなことが考えられると思っております。
 オープンデータという考え方は、まだ新しいもので、活用方法についてはまだまだ模索されている段階でございますが、これを推進し、誰もが自由に利用しやすいデータがふえれば、利便性の向上のみならず、新しいビジネスの創設も期待されます。
 また、行政が保有する公共データをインターネット上に使いやすい形で公開することにより、行政の透明化が図られ、さまざまな分野での協働が推進されるものと期待しております。以上でございます。

◆1番(岩本雅之) 丁寧な御説明ありがとうございます。説明をいただいたように、やっぱり公開した情報をどのような形で市民の皆様に活用してもらうか、この地域にとって考えられるのは、それこそものづくりのことにもつながるかもしれないし、それから福祉の関係でもそうだと思うし、いろんなことが考えられます。そして、きょうこれは産業観光部長が言っておられたか、ちょっと忘れましたが、ホームページを11月にリニューアルするという話をたしかされていらっしゃいましたけれども、そういうホームページにオープンデータをどういうぐあいに重ねて、またきちんと活用していただく、観光とかも含めてですけれども、すごくいろんなあらゆることが考えられるのではないかなと思っております。
 そこで、私は福祉の事柄がやっぱり気になるものですから、この質問をさせていただきたいと思いますが、このオープンデータを整理するに当たって、わかりやすく、松江市民が活用しやすいように公民館単位で情報を集約し、公開することもやはり大切ではないかなと思っております。整理のあり方として、地域住民の皆様の意見を反映させながら策定していらっしゃる計画、今後の地域福祉を総合的に推進する上で大きな柱になる地区の地域福祉活動計画、まずはこれが地域の方々がつくっているものですけれども、それを踏まえて地域福祉計画、そして地域福祉活動計画をつくって今計画を立てていらっしゃいますけれども、そういったものもしっかりとした本当に見やすいような形でつくっていらっしゃるなということがあるもんですから、僕はこういったものもやっぱり参考にしながら、オープンデータとして使ってもらうとすごくいいんじゃないかなと思っています。また、課題を整理するのもすごく大切なことじゃないかなと思っています。いかがでしょうか。
◎政策部長(星野芳伸) 現在、松江市におきましては、オープンデータを公民館区別、あるいは町丁別などの形で市民の皆様へ提供いたしているところでございます。
 今御質問にございました地区地域福祉活動計画は、地区社会福祉協議会の皆様が中心となり策定されたものですが、この計画の策定などは行政の持つデータを地域で活用していただいた非常によい例であると認識しております。
 今後とも地域で利用しやすいデータ提供に努め、地域活動あるいは公民館事業などさまざまな分野で活用していただきたいと考えているところでございます。以上です。

◆1番(岩本雅之) ありがとうございます。ぜひ島根大学と連携していただいて、あと民間の方も、たくさんのいろんな若者の意見とか、いろんなものも踏まえながら、オープンデータの活用を進めていただきたいなと思っております。どうぞよろしくお願いします。
 それでは、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。(拍手)


平成25年12月1日発行 まつえ市議会だより第17号(9月定例会・10月臨時会)
201309teirei