松江SNMSに関する質疑応答(平成26年第1回 2月定例会-03月05日-4)

 
松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。

平成26年第1回 2月定例会-03月05日
 
◆1番(岩本雅之) そういった事柄も含めて、次の質問にまた入りたいと思います。
 例えば部局を超えた取り組みの連携をされるに当たって、私が一番重要だと思っているのは、情報をいかに集約し、そして整理し、それを共有化した上で、2次利用であったり柔軟な発想、そういうことにつなげていくことがすごく大切ではないかなと思っております。昨年、松江市におけるオープンデータの活用について質問をさせていただきましたが、その活用を具体的に目指す松江ソーシャルネットワークマップシステムの概要についてお伺いいたします。

◎政策部長(星野芳伸) それでは、私のほうから御説明申し上げます。
 本市のオープンデータの取り組みは、本年度より島根大学と共同で行っています。最初の取り組みといたしましては、活用事例が比較的わかりやすい観光やイベント情報のジャンルから進めております。
 御質問の松江ソーシャルネットワークマップシステムは、散在しております観光情報やイベント情報を集約して一元的に利用できるよう、Rubyで開発を進めているものでございます。具体的には、インターネット上の地図に、島根大学と松江市が保有している観光や歴史・文化情報、イベント情報などを表示したり、イベントカレンダーの作成ができるものでございます。例えば松江大橋を地図上で出していただいて、そこをクリックすると、松江大橋の概要や、それから松江大橋を舞台にする何かイベントがカレンダーで表示されたり、あるいは大橋の歴史情報が表示される、そういったイメージだと思っていただければよろしいかと思います。
 さらに、この掲載する情報が誰でも自由に御活用いただけますので、そういった意味でのオープンデータで公開していきますので、例えば特産品の通販のサイトを立ち上げようという方がいらっしゃった場合に、その地域情報としてこの情報をダウンロードしていただいて、その商品の宣伝とかそういったものに御活用いただければなと思っております。
 いずれにせよ、皆さんが自由に御利用できる情報としてどんどん活用していただきたいなと考えております。以上でございます。

◆1番(岩本雅之) 丁寧な説明ありがとうございます。
 私は、この松江ソーシャルネットワークマップシステムをどのように運用していくか、またはその活用の仕方によっては非常にこの松江市の今後進めるさまざまな施策にとっても重要な位置づけを意味するのではないかなと、私はそういうぐあいに感じております。例えば今後こういうぐあいになったらいいなという私案でございますが、例えば車椅子の利用、障がい者用のトイレがある公共施設であったり、またお店、そういったところに対してきちんとそういう店が検索できる、思いやりがあるお店であったり、それから、今、在宅サービスのほうで考えていきますと、皆さんそれぞれ例えば喫茶店なりいろんなところへ行くんですけれど、車椅子で例えば行かれたとして、そこのお店では例えば介護食が提供できる、要は刻んであげて提供することができますよという、私は介護食のことを思いやり食と呼んでいるんですけれど、そういうものを提供可能にすることができるようなお店であったり、それから、これから観光、そういうことを考えたときに、やっぱり英語表記であったり英語オーケーのお店、そういったものをきちんと出せることであったり、それから子供連れ、私もずっとちっちゃい子供を育てたりしていて、なかなか子供をお店に連れていくのに抵抗がある方がいらっしゃると思うんですが、子供連れの大歓迎のお店であったり、そういう形で何かいろんなさまざまな事柄をこのオープンデータの中に市民と一緒になってつくり上げていただくと大変うれしいなと思っております。
 そういたしますと、今進めていらっしゃるこの松江ソーシャルネットワークマップシステムの構築に向けた今後のスケジュールについてお伺いをしたいと思います。

◎政策部長(星野芳伸) このシステムにつきましては、先ほど申し上げましたとおり、島根大学と本年度事業で開発しております。利用開始時期はことしの3月末を予定しておりまして、松江市のホームページからも御利用いただけるようにしていきたいと思っております。以上です。

◆1番(岩本雅之) そういたしますと、ことしの3月から試運転というか、公開、アップして、少しずつそのデータが使えていくということでございますね。ぜひ松江市民の方、皆さんに活用していただくように、また宣伝、PRをしていただくとありがたいなと思っております。
 私は、先ほどもお話ししましたけれど、市長の施政方針を聞かせていただく中で、本年の4月から共創のまちづくり推進本部を立ち上げて部局を超えた取り組みを連携していくんだというお話を聞いて、非常にいいなと、すばらしいなと思っております。ぜひ双方向の情報共有を進めていくこと、それからもう一つは、若い人の意見といってもどの人の意見を聞くかというのはなかなか難しいと思いますが、例えばイベントにしても、最近はNPO法人であったり、それから昔からあります公益法人、例えば青年会議所なんかもそうだと思いますが、そういったところがいろんなイベントをやったりなんかしています。それも一つの情報であり、実際に松江を盛り上げようとして、こういう形でということでやってきた歴史があるので、そういったものを全部もう一回掘り起こしをして、松江市が今までやってきたものを全部掘り起こしをして、再度利用していくことにつなげていってもいいんじゃないかなと、私はそのように思っております。
 以上で私の質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。(拍手)


平成26年6月1日発行  まつえ市議会だより第19号(2月定例会)
20150313gikai