交通系ICカードの活用に関する質疑応答(令和 2年第4回 9月定例会 09月08日)

松江市議会会議録検索システム」より抜粋

令和 2年第4回 9月定例会 09月08日

◆8番(岩本雅之) 続きまして、交通系ICカードの活用について質問させていただきます。
 公共交通はまちづくり、地域づくりの要だと私は思っています。このたび交通系のICカードの導入により、生活面、観光面において様々な変革が予想されますが、その活用について目指すべき姿をお伺いいたします。

◎市長(松浦正敬) 今回、交通系のICカードの導入の予算をお願いいたしておりますけれども、それをやる目的といいますか、あるいはメリットといったことにつきまして御説明をさせていただきたいと思います。
 1つは、国におきまして、今回のコロナの臨時交付金の活用例といたしまして、地域交通分野のキャッシュレス化を掲げているところでございます。そういった、これは私どももキャッシュレスといいますか、IC化ということを以前からやってまいりましたので、これは非常にありがたい話だということで今回利用させていただくことにいたしたところでございます。
 それから、コロナでございますので、このICカードは非接触型のICカードを行っていくということで、やはりコロナの感染防止に役立つと、新たな生活様式の実践にも大きく貢献をするものと思っております。
 それからもう一つは、やはりICカードでございますので、現金を用いることなくICカード1枚で圏内のJR、あるいは路線バスを利用する、交通を利用することができるということ、それからそれのみならず、コンビニであるとか、小売店、飲食店での支払いもこのカードで可能になっていくということでございますので、より市民の生活様式がキャッシュレス化に変化をしていくことになるものと思っております。
 それから、このカードはJRのICOCAと一緒にやるものでございますので、全国共通の利用が可能なカードということになるわけでございますので、したがいまして県外からの来訪者、あるいは外国人の観光客にもより便利にこの圏域のJR、路線バス等々を御利用いただくことができるようになっていくのではないかと思います。
 それから最後に、ICカードは利用実績のデータを蓄積することが可能でございます。このデータを活用いたしまして、利用者の動向といったものを捉えて、戦略的な観光商品、あるいは観光ルートの開発につなげていくことはできるのではないかと思っておりまして、ICカード化をすることによって、いろいろな分野にこれを応用することができると考えております。

◆8番(岩本雅之) ありがとうございます。本当に様々な事柄にこれからつながっていくと思っております。
 私はこのICカードをどのように使えていけるのかということについて、真剣に部局間を超えていろいろと考えていってほしいなと思っています。
 まちあるき、ウォーカブルという事柄についても、やっぱりいろいろな様々な公共交通であったり、いろいろなものに乗っていく。その上に立って、市民生活にどういう具合に、一緒になって考えていけるのか、いろいろな視点で考えていけると思いますので、ぜひ御検討いただければと思っています。


令和2年12月1日発行 まつえ市議会だより第45号(8月臨時会、9月定例会)

http://www1.city.matsue.shimane.jp/gikai/dayori/