介護職に対する松江UIターンの応援事業に関する質疑応答(平成28年第1回 2月定例会-03月02日)

松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。

平成28年第1回 2月定例会-03月02日

◆1番(岩本雅之) それでは引き続いて、介護職に対する松江UIターンの応援事業というところにそのまま入らせていただこうと思います。
 介護職に対する松江UIターンの応援事業について、まずその概略についてお伺いしたいと思います。

◎健康福祉部長(井田克己) 介護職松江UIターン応援事業につきましては、昨日、三島進議員にお答えしたとおりでございますが、定住人口の増加と介護職の人材育成確保を目的としているところでございます。
 今後、事業の実施に当たりましては、松江圏域老人福祉施設協議会を初め、受け入れ先である市内の介護サービス事業所、また関係機関とも十分に連携を図りながら進めてまいりたいと考えておりますので、ぜひこの点につきましても重ねて御協力のほうをいただきますようよろしくお願い申し上げます。以上です。

◆1番(岩本雅之) そういたしますと、この松江UIターンの応援事業について、しっかりとUIターンができるような形を構築していかなきゃならないと思いますが、これは介護職だけではなくて、さまざまな福祉職というぐあいにもう少し大きく捉えていただいて、その福祉職の人材確保、それから人材育成、それからその方々がどういうぐあいに定住するのか、今いる職員もそうなんですけれど、そういうことを含めて、このネットワーク環境をしっかりと確立をしていくために、関係者による定期的なこのことに関しての意見交換をする場、そういうものを開催するべきだと考えておりますが、松江市の見解をお伺いいたします。

◎健康福祉部長(井田克己) 現在、福祉職の人材確保に向けた情報共有と意見交換の場としまして、県が主催いたします福祉・介護人材確保対策ネットワーク会議、こういうものがございます。この会議は、福祉・介護現場における人材確保が現在喫緊の課題となっている中で、県内の関係機関、団体が連携をして効果的な人材確保対策の推進を図ることを目的として設置されているところでございまして、本市もこれに参画をしているところでございます。
 また、松江市では、松江圏域老人福祉施設協議会との意見交換会を初め、介護サービス事業所連絡会や運営推進会議等を通じて、介護現場における人材確保等に関する情報収集及び意見交換会を行っているところでございます。
 今後も引き続きまして、さまざまな機会を通じまして、関係機関の皆さん、また介護サービス事業所と意見交換を行いながら、効果的な人材確保、育成、また定住対策にも取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

◆1番(岩本雅之) この福祉職の人材確保、それから人材育成、定住をしていくと。人がまず生まれて、それで育つ、それから小学校、中学校教育ありますが、そこでまず福祉という事柄、そういうことをぜひ仕事として、明るく働ける職場として認識していただけるように願っております。
 それと同時に、私が思うに、その先の将来を見据えて、例えば福祉職で働く職員が介護職として働く、そして10年、15年の経験をしたら、今度は人に対してその福祉というもの、それから地域福祉のまちづくりをきちっと語ることができるんであれば、実際に今度は人を育てていくことも考えていけるような、そういうまちになると循環するんではないかなと思っています。
 そこで、次の質問に入ります。
 福祉系大学のサテライト校を誘致して、総合計画に基づく戦略的な定住対策も検討すべきだと考えますが、松江市の見解をお伺いしたいと思います。

◎政策部長(星野芳伸) 現在、松江市におきましては、介護職に限らず幅広い分野で、福祉についての高度な専門知識やスキルを有する人材が求められております。例えば乳幼児期の保育や学校教育の場におきましても、今や臨床心理士や、先ほど御質問ございました社会福祉士の方々の参画は欠かせません。また、人材育成やまちづくりの分野におきましても、今後は福祉的な考え方が必要になるものと思っております。
 福祉系大学を誘致することは、福祉の専門家を目指す若者の流出を食いとめるとともに、他市や他県からの若者の定住にもつながる可能性がございます。加えまして、現在介護職など福祉職場で働く方々の専門性をさらにアップする学びの場として、役割も期待できるんではないかと思っております。
 今後は、関係の方々の御意見も伺いながら、誘致について研究してまいりたいと思っております。

◆1番(岩本雅之) 丁寧な答弁ありがとうございます。
 それで、また同じような話になるかもしれませんが、先ほどの話とどうつながるんだと思うかもしれませんが、私の中ではつながる話なんですね。バリアフリー観光のときにもお話をしました松江市の嫁島にあるホテル、こちらは1つのことだけではなくて、2つ、3つ、4つ、福祉のことに関していろいろなさまざまなことを考えながらできる場所ではないかなと思っています。ましてや対面には看護学校、そういったものもあります。したがいまして、戦略的にあそこの場所とかも考えながらイメージして進めていくのもいいんじゃないかなと思っておりますので、また研究をしていただくとうれしいなと思っております。


平成28年6月1日発行  まつえ市議会だより第27号(2月定例会)
20160708situmon