オープンソースの公開と活用に関する質疑応答(平成26年第3回 9月定例会-09月18日-2)

 
松江市議会会議録検索-議事録発行センター」より抜粋。

平成26年第3回 9月定例会-09月18日
 
◆1番(岩本雅之) それでは続きまして、次の質問に入りたいと思います。
 松江市が3月末に導入した情報システム縁sys、こちらにつきましては、市のほうで皆さん御活用していらっしゃるんじゃないかと思いますが、現在の状況と、今後民間でどのような形で活用していくのか。きのうのテレビ見られた方もいらっしゃるかと思いますが、NHKのクローズアップ現代におきましても、さまざまな公共データをどのように生かしていくか、市のほう、市っていうか行政のほうとしても、ぜひそれをしっかりとデータっていうものを理解していただいて、それをどのように皆さんに活用していくかを考えていくのは非常に重要なことではないかというお話。それから、民間では創意工夫、それから新しい価値についてチャレンジをしていくことはすごく重要だと言っておりました。ぜひ現在の状況と今後の民間での活用方法についてお伺いしたいと思っております。

◎市長(松浦正敬) 今市の中で、職員同士でいろいろな情報交換をしたり、スケジュール管理、こういったものをやるための仕組みがあるわけですが、これがかなり古くなったというようなこともありまして、今、ことしの3月からでありますけれど新しいシステムをつくり上げたところであります。名前は縁sysと、縁という字にシステムという意味で縁sysという名前をつけているわけですが、これはいわゆるRubyを使って立ち上げているものでございます。
 それで、県内外からの導入に向けました問い合わせでございますけれども、たくさんいただいているわけでございますが、今導入済みのものが松江市内で1法人、それから1社が導入予定でございます。それから、自治体では長野県の塩尻市がことしの10月、それから福山市が来年の1月に導入の予定になっております。それから、そのほか県内外の4社が現在導入を検討しているということでございます。
 この縁sysのメリットといいますか、これはRubyで開発をしたということでございますので、短期間でのシステム開発が可能であると、それから柔軟なシステム改造が可能であると、それから導入費用も非常に安価であるということでございますので、民間企業におきましても大いに役立つシステムだと、こう思っておりますので、私どもで開発をいたしましたこのRubyを、ぜひ広く県内外にPRをしていきたいと思っております。
 それから、今後半でおっしゃいましたお話は、オープンデータというお話でございます。役所が持っているいろいろなデータを、民間がそれを取り入れて、いろいろな民間の事業なりそういったものに役立てていくということでございますが、私ども今一つの試みとして、島根大学のほうとこのオープンデータを活用した、例えばその情報を、地図情報、地図の中に落とし込んでいくという取り組みを始めようと思っているところでございますので、そういったものの今後活用につきましても努力をしていきたいと思っております。

◆1番(岩本雅之) 済いません、突然オープンデータのことをちょっとお話ししまして、大変失礼しました。
 私の中では実は、とにかく市のほうでさまざまなものをつくられたり考えたりされたもの、今回オープンソースでございますが、そういったものをぜひ、今皆さんせっかくお使いでございますから、そのお使いの方々が使い勝手がいい、どうだったかということ、それをぜひ意見を集約していただきまして、これはぜひ、こういうときに若手の職員に意見を聞かれるといいかもしれませんが。
 例えば、縁sys、これすごいものをしっかりとつくられて、それをまた民間のほうでということで、私のほうも、実はこれ少し今構っているところでございますが、私のほうの使用者としての意見といたしましては、全体的にちょっと、何ていうかな、ボタンがちょっと、前月とか先月とかそういうボタンが小さくて見えづらいということなんで、もう少しさまざまな方に配慮した大きさにされたほうが、見やすくて使いやすくなるんじゃないかなと。そういった意見の一つ一つが、何ていうかなあ、新しい価値を生んで、民間ではそういう事柄で創意工夫、新しい価値、そういうものが生まれてくるんじゃないかなと思っております。ありがとうございます。
 続きまして2つ目、松江市が作成したホームページ、この運用状況と今後の活用に対する考え方を伺いたいと思っておりますが、松江市のホームページ、国際文化観光都市・松江にふさわしいホームページ、今トップページちょっと見せていただいているところでございますけれども、広告バナーのところが例えばあいていたり、それから、何ていいましょうか、また別っていう話だと思うんですが、観光協会がつくられたホームページなんていうのは、非常にできがいいホームページつくっていらっしゃるなと思っております。そういったことを踏まえまして、松江市が作成したホームページの運用状況と今後の活用に対する考え方をお伺いしたいと思います。

◎政策部長(星野芳伸) 現在の松江市のホームページにつきましては、平成18年度からこのスタイルを続けているわけでございますが、アクセス件数につきましては平成18年度に68万6,000件でございましたが、現在、平成25年度は127万9,000件でございまして、約2倍に増加しているところでございます。
 ただ、現在のホームページは、生活情報、行政情報などが調べづらいという声も伺っておりまして、また視覚障がいをお持ちの方に使いやすいホームページになっていないことなどから、今年度、全面的にリニューアルをしたいと考えております。新しいホームページには、わかりやすく、たどり着きやすい構成を第一に考え、結婚や出産などの人生の出来事や生活の場面から探す目次をつけましたり、スマートフォン対応の機能を加えたり、必要な情報が簡単に入手できるようなホームページにしてまいりたいと考えております。
 また、今先ほど御指摘がありましたように、トップページに広告がありますが、そこが埋まっていないという、非常にちょっと若干ぶざまなというか、そういったところもございますので、改良してまいりたいと考えております。よろしくお願いいたします。

◆1番(岩本雅之) ありがとうございました。やっぱり使う相手にとってわかりやすく伝わりやすい、それから、国際文化観光都市にふさわしいトップページ、市のホームページをつくっていただきたいと思います。今回もそうですけれども、議会の中で皆さんが大体情報提供のくだりで答弁していらっしゃる、ホームページにそれは載っていますがとか、ホームページで提供していますがというお話がありますけれども、ぜひこれはわかりやすくしていただくと大変うれしいなあと思っております。よろしくお願いいたします。


平成26年12月1日発行  まつえ市議会だより第21号(9月定例会)
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